「夏恋」
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/08/06 17:11:47
残暑見舞い、申し上げます。
この恋の熱も収まらぬまま、夏が終わろうとします
貴方にときめくこの季節は
愛しいものでした
遠ざかる蝉時雨
貴方にはまだ聴こえていますか?
どうか聴こえますように
一途に恋をうたう姿は、私だから
消えそうな蛍の灯り
貴方には見えましたか?
どうか見えますように
貴方への感情も、同じくらいに儚いのだから
夏の終わりの花火の匂い
貴方には届きましたか?
どうか届きますように
姿は見えなくても、私は傍らにいるのだから
過ぎゆく夏に、想い残して。
(拝啓、貴方へ)
***
タイトルのセンスがすごく欲しいです。
テーマは「残暑×恋愛」
プレゼント企画に提出したものです。
同じく。
この話は難しい・・・