Nicotto Town


-full coller program-


機動戦士ガンダム 公国の威信05

ハンブラビは、肩のメガ粒子砲を乱射してケンプファーを迎え撃った。
相当の動揺が見られたが、レンは落ち着いて横っ飛びで攻撃をかわしながら
間合いを詰めて行った。ウラノスはミサイルで援護射撃、ジョゼフのゲルググも
次いでコロニーに侵入し、湧いて出てくる雑魚共を潰して行った。
ゲルググのレイリー機と、ゲオルギーのギャンが艦を守るために待機していた。

「ミリッッッ・・・バキィィィ!」

ウラノスのミサイルの流れ弾でヒビのいったコンクリートに、ジョゼフのゲルググが
足を取られた。ハンブラビはそれを見逃さず、右手に持っていた物体を
ゲルググ目掛けて撃った。

「がはァァァ…ッ!」
「マーチス?!」

ワイヤーから高圧電流が流れ、ゲルググは身動きが取れなくなった。
が、ハンブラビも動きが止まっている。

「おおおおおっっっ!!」

ケンプファーは体を前に倒して滑空体勢をとり、背中のバズーカを乱射した。
バズーカからの弾丸はハンブラビの右腕を砕いた。そのままケンプファーは
左腰のメガビームサーベルに手をかけた。これは、先の大戦のものを大型化したもので、
リーチ、切断能力ともに旧式の比ではない。これを、太刀の居合い切りの要領で
レンは振り上げた。一閃、赤い光がハンブラビの青を貫いたと思うと、
青は灰と消え去った。ケンプファーは刀を腰にゆったりと納めた。
沈黙が、その場に広がった。

「レン、マーチス拾ってさっさと帰るべ。敵さんが来るぞ」
「さっさと拾ってくれぇい、お二人さんよぉ」
「ちょいと待ってくだせぇ・・・っと」

まだ足が埋まっているゲルググの足元に、レンは右腰のロケットランチャーを向けた。
そして、ゲルググは空高く舞い上がった。

「もうチョイいい方法があんじゃねえのか?」

そのまま3機はコロニーを脱出し、帰艦した。

「ご苦労さん。初陣としてはまずまず・・・ってとこか、マーチス?」
「はぁい、ど~もすいませんね~ぇ」

全員、苦笑。

「まぁ、ミッション目標は達成したんだし、結果オーライじゃない?」

レイリーが総評をまとめた。彼女はいつもしらけた空気を取り持たせた。

「んじゃ、食堂へ集合して祝杯だ!酒、あるよな?」
「艦内は禁酒だ・・・が、料理長に腕をふるわさせようか」

そして、40人のクルー達は歓喜に酔いしれた。
歴史に残る大戦、この「グリプズ戦役」は、まだ始まったばかりであった。

アバター
2010/08/04 23:26
大戦ははじまったな~

ケンプファー性能あがっとる



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