さて、やっぱり観に行くか…?
- カテゴリ:映画
- 2010/07/30 01:35:52
予告編、映画館で見たんです。
ワぁ。。。という感じでした。
今回、ベルリン国際映画祭で銀熊最優秀女優賞受賞
寺島しのぶさん、はまり役です。
個人的にあんまり好きな女優さんではないのですが、
今回はいいんじゃない。予告編だけで思えてしまいました。
しかし、体調、精神的に元気な時を選ばないと消耗しそうです。
若松孝二監督『キャタピラー』
前作の『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』
観に行きました。
映画館を出るとフラフラで、軽い頭痛に襲われていたんですね。
ぐったりでした。
観てよかったかと問われれば、観て良かったと答えます。
でも疲れるんですよ。
戦争の惨さは、戦場ではなく、個人の生活の中に及ぶ
そのむごたらしさを見るんだろうなぁ。
それも凄まじく生々しい。。
予告編、下記にて見れます^^;
http://www.wakamatsukoji.org/
さて、行くか。。行くか。。たぶん行くな。行く?
岩松孝二監督の特質であるかもしれません。
彼は元はやくざ(だったらしい)左翼、右翼、反体制を貫き
政治色がなければポルノを撮り続けていました。
公安から睨まれること数知れず。
非常に辛口。
監督からご指名を受けた俳優、女優陣は演じるのに覚悟がいる。
ノーギャラで名乗りをあげることもあります。(連赤の坂井真紀)
「あさま山荘~」は途中でもういい!と思うくらい、丁寧にリンチ殺人を
人数分描いていました。観た後はぐったりで、一週間くらい熱病に浮かされた気分でした^^;
時が過ぎて思い起こせば、残忍の記憶は消えて
若さゆえの無知ゆえに、落ち込んでいった悲劇の哀しさとして
今は残っています。
その時の監督のメッセージが
「映画に文法はない。志しさえあれば、映画は撮れる。俺にあるものは
あの時代、彼らは何に怒り、立ち上がり、全てを捨てて闘おうしたのか
権力側からの視線ではなく、実録として作品を残す
という志、これだけだ」
それの対として、戦後、戦争に行った世代の為に作ったのがこれなんです。
いえ、むしろ若い世代にたくさん観て欲しいと思われているのか
映画の料金も1500円に抑えたそうです。
Rーって気もするんですが^^;;
戦争に行った世代は言い、それを感じる世代も、
知らない世代は、やっぱりインパクトが必要かもしれない。
アニメのような感傷など微塵もないことを、想像する糧として。
海外で評価された。
ここがポイントかもしれません。
大陸では、今も同じような事が起こっているのです。
そのリアリティが皮膚感覚としてあるのではないでしょうか。
島国日本は、この点鎖国に似ているかもしれない。
それでも、ずっとこれを観続けるのか。。
うわぁ。。エグイな。。と思わずにはおれず
ひるみます^^;
しんどいなぁ。。と思いつつ、やっぱり行くと思います。
劇場から出てくると重いため息をつくんだろうなぁ。。。
父がね、特攻の仲間の名前を思い出せない自分を悲しんでいたことを思い出しました。
事実を事実として伝えることは大切だけど
人の心は、そんなに強くなくても良いのかもしれない。
弱いから、そっと心の底に秘めて抱いていけるのかもしれない。
強さにも憧れるけど、弱さを愛しています。
かなりインパクトがありそうですね。
日本での話題は寺島しのぶさんがまた脱いだとか^^;
海外では評価されています。
岩松孝二監督作品は、生々しい作品が多くて^^;
8月半ば辺りから公開されます。
興味はあるけど見るのにかなり心の準備が要りそうです。
強いところと、弱いところ、両極端かもしれません^^;
いわば、慣れでしょうか。
よくドキュメンタリーなどを観ているんです。
娯楽とは一線を画すので、ずっしり感が病みつきにも^^;
若松監督作品は、やっぱり、マイナー向けなんですね。
映画好きの友人がいて、敬意を表する監督の一人にあげてます。
感想はこっそりと^^;
いや、疲れている時は、絶対に観れないと思う^^;
第七劇場のサポート会員になっていて
チケットが4枚余っているのね。
期限が8月まで、ということもあります。
やっぱり、観るかな。。感想はこっそりね^^;
おススメはできないもの^^;
気分転換にはならないし、胆力がいるからなぁ。
あさま山荘への道程と対になる作品なので
やっぱり、わたしは行くだろうと^^;
疲れるだろうなぁ。。と思いつつ。。
そう、海外では非常に評価が高いんですね。
日本では、かなりグワ~ッとくる
美しくないところが、受けないようです。
日本人の国民性を、ちょっと考える材料になりそうです。
やっぱり恥の文化で、晒すことに不快感があるのかなぁとか。
若松監督は寺島しのぶさんが受けてくれた事で
映画の70%はできた、と思ったそうです。
ああ。。ごめんね。かなりインパクトがあるから。。
これはしんどいなぁ、と感じました。
自分の心を清算する時に、父の内面まで考えるのは
これは無理かもしれないと思ったんです。
でも、なんとかやってきました。
日本の歴史からだと、打撃を受けやすいから
異国、パレスチナやボスニア、今ある紛争から入っていくことにしました。
そこで今も、国を超えても変わらない普遍的な部分を
客観的に見れるように、考えてきました。
雑なわたしのことだから^^;頭がザルだし、たいした知識も残りませんでしたが。。
一度はきっちりと、通り抜けて考えねばならない
そう思っています。
もちろん、しんどい時は無理はしません^^
どんなに惨い出来事であっても、それが人間の行った真の姿であった。
その向こうに闇があった。そんな時代が会った。今も世界のどこかは暗黒です。
それでもなお、わたし達はここでも、ささやかでも語り合い
何かを感じて、それは、醜いものではなくて、むしろ温かいものです。
そこに、やっぱり希望を感じるんです。
綺麗事でないこと、真実を見つめこと。
ある部分は感じ過ぎないように、鈍感にしておきます。
そして、時間をかけて自分の中で消費していく方法をとっています。
今、わたしの日常がそれができる状況にあるんでしょうね。それを感謝して。
もう一つは
今もって父を見捨てられない自分がいるからかもしれないけれど。
ああ。。でも、ごめんね。そんなになるとは。。。ごめんね。
黒猫手毬さんは心が強そうですが
それでも元気なときを選ばないと と言われるので
自分にエネルギーが無いとできないことってありますね
もし行って よかったら感想教えてください
原爆記念館は両方行きました。
街の中にあって、平和な現実と、館内に展示されている悲劇との落差に、
強い違和感を持ったものです。かなり若い頃だったからね。
辛く惨い歴史こそ、大切にしなくてはいけない。
人は酷くなれる。それを防ぐためにも、後世に語り継がなければ
また同じことが繰り返される恐れがあります。
そういう意味で、遠い昔の戦場よりも、わたし達が身近に感じる
家庭内を舞台に選んだ若松監督の視点は、さすが、と言えます。
ついね、辛い話を見たり聞いたりすると、気分が沈んでしまうのが怖くて見ることができない(汗
もし観にいく機会があれば感想聞かせて^^
あと、寺島しのぶさんへの評価も同様とか。
俺も個人的には、あまり好きな女優さんじゃないけど、演技力はすごいと思ってます。
主題が深い映画ですね。
キャタピラー。。。この言葉だけで、すべてが想像出来てしまって、
向き合って、これをしなければならなかったにしても、だめだ。
これだけでね、今日からしばらく寝れないんだ。
なぜかしら肩が重くて、眩暈がして、立てないぐらいなんだ。
負け戦のミッドウェイ海戦の生き残りの方の話を聞いた事があります。
その方、終戦まで家族にすら会わせてもらえず大本営の監視下に置かれてたそうです。
まぁ、あの戦いは当時の大本営発表では勝った事になってましたからね・・・・・・・・・・・
これ以上は結構惨たらしい話しになりそうなので自主規制。
靖国に奉られてる方々。
いい加減に安らかに眠らせようって何で考えないんでしょうかね?
戦犯合祀とか関係なく同じ人間であり醜い戦争の犠牲者なんだから・・・・・・・・・・・
勝てば官軍思想にも嫌気がね・・・・・・・・・・・・・
実は私、原爆ドームのある公園に1歩足を踏み入れた瞬間、
肩に重圧掛かって10分以上動く事が出来ませんでした。
お守りで持ってた翡翠が砕けたし(苦笑
資料館に関しては広島より長崎の方が現物置いてある量から言うとキツイかもしれませんね。