skin bank
- カテゴリ:日記
- 2009/02/20 20:01:18
昨夜、‘ニュース9’にて
NPO法人.スキンバンクの活動を特集していた。
top newsで『川に海獺(ラッコ)が現れました!』などと
流している番組は大いに見倣うがよい。
http://www.jsbn.jp/whatb.html
http://www.jsbn.jp/resultb.html#kyu
http://www.medical-tribune.co.jp/kenkou/199711141.html
特定非営利活動法人.日本スキンバンクネットワーク(JSBN)は
本人 若しくは家族の同意の上、
遺体から10cm四方の皮膚を20枚程 採取し、
其れを-196度の液体窒素tankで冷凍保存し、
要請を受けた全国の病院に対し、重症火傷患者の手術の為に
皮膚を供給している。
火傷の体表面積が80%の患者に於いて、
従来の治療法では死亡率が100%なのに対し、
冷結同種皮膚移植(アログラフト)を施した場合の其れは
40%と激減する。
昨年は、70名もの重火傷患者がスキンバンクの活動に拠り、
一命を取留めたそうだ。
其のスキンバンクは現在 大きく2つの問題を抱えている。
1.提供出来る皮膚の不足
冬場は火事が多いコトも一因だが、
移植可能な皮膚は、死後六時間以内に採取する必要がある。
スキンバンク自体が余り知られていない上に、
遺体を傷付ける判断を家族が短時間の内に降さなければならないのだ。
亦、JSBN事務局に所属するcoordinatorが現在 3名しか居らず、
折角 皮膚提供の申し出が在っても、他の業務から離れるコトが出来ず
已む無く断らざるを得なかったという事例が紹介されていた。
因みに供給可能な皮膚は今、数名分しか無いそうだ。。
2.活動資金の不足
JSBNは一般企業からの寄附と会員からの会費で成り立っているが、
年間活動費 2,800万円中、1,700万円を援助していた企業が
昨年 倒産した為、存続の危機に陥っている。
税額控除を適用される寄附を受け易いNPO法人とは謂え、
昨今の経済情勢で、其れが如何にも厳しかろうコトは容易に推察される。
同じ‘ニュース9’内で、数分前に
財務・金融省職員22名が 前のG7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)
出席の為に要した費用が6,600万円であったと報道された直後でもあり、
検めて我国に於ける富の再分配は致命的に歪んでいると痛感した。
莫迦と守銭奴と酔っ払いが巣喰う此の国には
熟 心底 困ったものだ (-。-)y-゜゜゜
今日の1曲;quasimode‘The Man from Nagpur’
http://www.youtube.com/watch?v=8NJKoAI8AIc
うっかり、書きそびれていましたが
最期迄 人目に触れる、顔や手先から皮膚を採取するコトは
無いそうなので、御安心?を。
僕自身は、心拍 乃至 脳が停止したなら、
もう(僕には)必要無いってか使えないんだから
血でも臓器でも角膜でも皮膚でも 好きなだけ持ってってよ。
但し、膠(やに)で少々汚れてますが。。
って、立場なのですが 勿論 然うでない方の考え・気持ちも分ります。
自分自身のコトでなければ尚更でしょう。
医療には実に課題が多いです。。
がんばれニュース9!負けるなニュース9!!
って、普段は夜勤だから見れないんだよねぇ (-_-;)
ブログにコメントありがとうございました(○'ω'○)
あたしもこのような活動、初めて知りました。
救命率が向上していく中、命が救われていく中で、
また次々に問題がうまれてくるんですね。
遺体を傷つける判断を、短時間でできる家族は、
家族の考え方によって違うでしょうが、やはり
気持ち的には重たい判断でしょうね。
これからどうなっていくんでしょうね…
長々と真面目に語ってしまいました^^;
余計なところにはお金がいっぱい入るようになってて、
必要なところには行き届かないなんて・・・(><)。
ホント、一体どうなっていくのやら(-_-;)
最近、医療問題関連の話題では色々と考えさせられることが多いです。