チベットにて10
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2010/07/21 13:30:27
6時起床。
大急ぎで支度をして、ホテル前で待つ。
6時半ごろバスステーションに行くミニバスが来てくれるらしいのだ。
バスは定刻よりちょっと早く来た。
近辺のホテルを回って町外れのバスステーションへ。
私はサムイェに行こうと思っていた。
ここは町自体が曼荼羅を表しているというし、近いので1泊すれば十分だろうからだ。
けれど切符屋は終点のツェタンまでの運賃を払えという。
サムイェは行程の4分の1のところなのに。
これでサムイェに行く気がなくなり、終点のツェタンを目指すことに。
でもここ、見所が郊外なんだよな。
ガイドブックにはホテルの観光バスが出ているかも、と書いてあるが不定期らしいし、大丈夫だろうか。
ま、ラサ以外の町を見られれば、それでいいか。
7時発のはずのバスは、8時発。
着いたのは1時半だから、5時間半の行程だ。
途中、日本人が考えるようなさらさらの砂の砂漠があって驚いた。
だって川のすぐそばを走っているのだ。
視界に流れが見えているのに、そのすぐそばに不毛地帯があるなんて。
砂利道も多く、お尻が痛くなった。
ガイドブックの道もアバウトすぎたが、バスを降りてすぐに道に迷ってしまい、普通の人の暮らすエリアに入り込んでしまった。
おかげで人がどんなところで暮らしているかわかった。
チベット様式とはかけ離れた狭いアパートのようなところに詰め込まれているような感じだった。
日本の住宅事情もたいしたことないけど、道がぬかるんでいてすごい。
目抜き通り以外は全然舗装なんてされていない。
ガイドブックには外国人はツェタン飯店しか泊まれないようなことが書いてあったが、招待所(中国人用の宿)で聞いてみると泊まれるとの事。
受付は2階で、2階は1人15元。
3階以上はもっと安い。
もっと安そうな招待所もあったが、部屋が清潔なのと、カラーテレビがついている(2局しかないが)のでここに決める。
共同トイレ、シャワーなしだが、1日くらいシャワーがなくても死にやしない。
受付の服務員が美人で親切なのもいい感じ。
ツアーバスが出ていないかツェタン飯店に聞きにいくが、今日も明日もないとのこと。
仕方ない、明日は往復30キロ歩くか?
もし途中でバスにでも拾ってもらえたらラッキーということで。
帰りがけ、とてもおいしいルースー麺を食べた。
肉なんて脂身ばかりだし、肉の量も多くはないが、麺がおいしいのだ。
きしめん様でしこしこしている。
汁は辛くなくてちょっと懐かしい味。
店の人は無愛想だしちょっと高いが、許す!
いったん宿に帰る。
今日はちょっとした着替えをナップザックに入れてきたのだが、このままでは観光客丸出しでよろしくない。
カメラと財布を懐に入れ、後はビニール袋に突っ込む。
近くに衣料品のバザールがあったので、そこで靴下を買う。
今履いているのは両方の人差し指と片方のかかとに穴が開いている、ちょっと恥ずかしい代物なのだ。
いくつか換えは持ってきたんだけど、こういう小さいものってドミトリーではすぐ盗難にあってしまう。
この街は山南地区の中心ではあるが、小さい。
食堂はあっても、屋台の食べ物屋はほとんどない。
乞食もいないが、ちょっと休もうにもお茶を飲めそうなところがない。
やっとチベット料理の店を見つけて、トゥクパとミルクティーを頼み、疲れた足を休めることができた。
料理はまずいが、店の子供と一緒にハエを追って遊ぶのが面白かった。
もう一度バザーに戻って三国志トランプを買ってしまう。
これは1枚ずつ違う登場人物が載っていて面白い。
疲れたので部屋に帰ることにして、雑貨屋でビールとピータンを買って部屋でのんびり日記書き。
テレビをつけっぱなしにしているので、時々笑ってしまう。
中国では男2人とか女3人とかの床運動があるらしい。
テレビではその大会らしいものが流れ続けていたのだが、大きいほうが小さいのを持ち上げてくるくる回したりする。
まるでサーカスか軽業だ。
もちろんまじめにやってまじめに点数をつけているのだが、マッチョな女性が小柄な女性二人を力技でえいやっと持ち上げてポーズしたりするのを見ると、日本とは本当に見せ方が違うな、と思う。
夜、腹具合がおかしくなった。
下痢だ。
ピータンがいけなかったのだろうか。
ついでにここのトイレ、2階なのにぽっとんトイレでやたら下のほうに落ちていくんだけど、1階はどうなっているんだろう。
ターゲットが決まったら、そこに関する本を何冊かでも読むことをお勧めします。
その方がずっと面白いし、そこの人と話せるから(*^皿^*)~★
楽しみだ(*^皿^*)~★いいな(*^皿^*)~★
パスポート・・(#^皿^#)~★
取るでしゅ!!(*@▼@*)~★
やっぱり学生のうちしかこういう所にのんびり行くことはなかなかできませんから。
この夏にパスポートだけでも取っておくと、行こう! という気になれますよ^^
・・・と、そっと悪魔の誘い・・・
117000円・・
ドッキンドッキンです☆((#@v@#))
ショトン祭8月18日にあるお祭りですねっ☆
夏休みではあるんですけど、先立つものが~><。くう~
今HISでツアーでなく往復のみのチケットで検索したら、広州乗り継ぎラサ行きが117000円でありました。
http://e.his-j.com/shop/air/voyage_list/02A_10/LXA/NRT,HND,IBR_20100810
初めての旅だとホテルがないと不安かもしれませんが、安宿なら中国語のわかる大学生もわんさかいますから、そういう人に聞きまくれば大丈夫^^
中に入れば移動以外、そんなに金はかからないはずです。
チケットのみの旅行をしてみると、ツアーがいかに高いかびっくりすると思います。
もし行くならショトン祭に間に合うよう行くのがお勧めですが、外したとしてものんびりしたチベットが楽しめるのではないかと思いますよ^^
貧乏な大学生のぼくには、お金捻出するの無理っぽいです~><
当時、中国の切符屋さんはそんな人ばかりでした。
そういう人ばかりを配置して外国人の気力を萎えさせ、行かせまいとしているんじゃないかと思えるほどに。
行きの切符は78元でしたが、帰りは26元だったことからも、とにかく管理の行き届いたラサ以外の町を見せたくなかったんじゃないかと感じました。
チベットツアーはこの間まで北京発着17万くらいのがありましたが、それでもお高いですね。
一昨年サイトのほうでこの場所の連載をした時、拝観料などが軒並み10倍くらいになっているのにもびっくりしましたが。
Rinoさん
いや、実は30キロなんて歩いてないんです^^;
ほとんど人の情けのありがたみを感じておりました。
私ももともとは人見知りで方向音痴なのですが、ここはもう「まっすぐ行くだけ」という行程だったので、これなら私でも根性さえあれば歩けるかも、うまくいけばヒッチハイクできるかもしれないし、という無謀極まりない計画でした。
でも石橋をたたいて渡る性格の私がこんなことを思いつけるくらい、穏やかな国だったのだと思います。
旅行記を読ませていただいていつも思いますケド
その土地・その状況にすぐに順応できているglycogenさんは
本当に「旅人」って感じですね~(*^^*)
結局、往復30キロ歩かれたのでしょうか??
私は人見知りな上に方向音痴だから
「旅人」にはなれそうにありません(>_<)
今回も続きが気になります♪
そして招待所のトイレの構造も気になります。。。^^;
せっかくサムイェの町行こうとしてるのにね><
観光客に、一つ一つ丁寧に見てもらうことが
自分たちの利益にもなるっていう意識がない感じですねっ
でもそのあとのグリコさんの行動力はさすがです☆
外国で、知らないところ往復30キロ歩くって発想がすごいなあ~
歩いたら8時間コースですよ~><
って言うか、富士山頂上級の高地ですからっ☆
そのほかのエピソードも濃厚な思い出って感じで・・
おなかこわしたとこの、おトイレ、ぼくのおんぼろアパートもそんな感じかもっ♪
あっぼく、チベットツアーで
成都→ラサ→サムイェ寺→ツエダン→ヤンパチェン→ナムツォ湖→ヤムドゥク湖7日間
って言うのみつけたよ~♪
で、でも料金が、お一人様27万9千円って…><
しかも成都までの飛行機代および帰りの飛行機代は含まれていませんって…お高いです~☆
あのトイレ、1階がどうなっているのか気になりますよね。
もし落っこっちゃったらどうなるの・・・^^;
グレープさん
バスのスプリングが悪いので、本当にお尻がいたーくなります。あ、でもバスステーションまではミニバスでしたが、そこから5時間半は大型バスでした^^
って、けっこうきついでしょうね。
でも、ガイドブックにない旅は、発見があって楽しそう。
体調は、気になりますが・・・
いやー。時間経過がわかるので、一緒にいるみたいです。ただし、グリコさんはアバターですが。
ますます、面白くなって来ました。