織姫と彦星
- カテゴリ:勉強
- 2010/07/07 16:04:47
この時期になるとどうしても話題になります織姫星と彦星です。
皆さんどうも童話や夢物語を信じているようなので、現実の話をします。
ロマンチックな事を考えてたり希望している方は見ないほうがいいでしょう。
この2つの星は、実際は太陽のように輝いている恒星です。
1年前にもブログで天の川の事を書いたのですが、この2つの星の間は14.6光年離れています。
天の川をはさんで1年に1回会うことを許されているんですが、実際は光の速さで飛んでいったとしても14,6年かかるのです。(往復では29.2年です)
光の速さで飛ぶ事が出来るとして、2つの間のどこか中間の星で出会うとして考えてみます。
星の上の時間T、ロケットの中の時間T0、ロケットの速さVとすると、
-1/2
T=T0(1-(V/c)2) c=光の速さ(30万㎞/秒)
になります。(相対性原理から)
もしロケットの速度が光に比べて限りなく近いV/c=0.99999とすると、14.6年の半分7.3年が星で経過すると、
ロケットの中の時間T0は11.3日になります。
11日かけて会いに行き、11日かけて帰ってきて見ると星の上では14.6年経過してしまっている事になります。(浦島太郎状態です)
実際はこんなに早く飛ぶロケットはないし、加速する時の重力加速度はすごい物で人間はもたないでしょうね。
サイクロトロン(電子や原子の加速器)でもその質量が増えてしまってこんなに速い速度には加速できないです。
ちなみに衛星探査や地球の周りの衛星速度は8~12㎞/秒です。
(V/c=0.0004になります)
そう、空想の物語ですからね。
天の川に船を出してちょっと櫓をこげば出会う事が出来るんですよね。
そう考えないと夢がなくなります。
地球から天の川をみると、ちょっと手を伸ばせば、
ちょっと、ダッシュすれば、いけちゃいそうな感じ。
彼らは、ワープできるんですよ、きっと♪
実在の星といっても太陽の様に燃えている星ですから。
そのスピードで飛ぶロケットがあれば、乗っている人は年を取らないですから、毎年会いに行くことは可能ですね。ただし、二人でなくて星の住人が歳を取ってしまいます。
ワープや瞬間移動などマンガや物語の世界の話ですね。
ドラゴンボールやヒーローズの様にはいかなです。
移動となると膨大なエネルギーが必要だし、原子レベルで分解合成する装置はその情報量がすごい量になり難しいでしょう。
何10年後なら装置間での移動が可能になっているかもしれませんね。(でも人間等生物は無理でしょう)
往復で29.2年、行って帰ってまた行ってで次会えるのは約30年後ですか、次にあったら老けて誰だかわかりませんね。
↑の式を見ただけで、 アタマガイタイヨ。。。