Nicotto Town



モーターサイクル・ダイアリーズ

自宅鑑賞メモ。

ゲバラが書いた『モーターサイクル南米旅行日記』の映画化。
チェ2部作の後編『CHEチェ38歳 別れの手紙』へ行く前に観ておきたかったのだけど、
別にその後でもかまわなかったかも。

比較的裕福な家庭に育った医学生エルネスト・ゲバラ青年と年上の友人アルベルトの
中古バイクでの母国アルゼンチンからチリ、ペルーを経てベネズエラにいたる12,000キロの旅を
地味に淡々と描いたロードムービーで青春映画で冒険映画。
ゲバラの日記にとても忠実に描かれているそうです。

雪のアンデスを越え、マチュピチュ遺跡、アマゾン河、見事な映像に重なるギターの音楽。
ぜひ映画館で観たかったです。
映画館で観ていたら、きっとエンドロールが終わってもすぐに立ち上がれなかっただろうと思います。

「あの南米放浪の旅は僕を変えた もう、昔の僕ではなくなっていた」
この旅によってその後の彼の人生の方向が決められたのだろうけれど、
ここでは彼はまだ”革命家チェ・ゲバラ”ではありません。
それはわかっていても、ほんの少し俳優に物足りなさを感じました。
撮影自体が旅の行程そのものに重なっている順撮りの撮影にずいぶん助けられているように思いました。
先に観ているチェ(ベニチオ・デル・トロ)のインパクトが強すぎるのも確かですが。

面白いかと聞かれたら『ユアン・マクレガー 大陸横断~バイクの旅』の方が面白いと答えるかな。
同じように親友二人のバイク旅でも、こちらはお気楽ですけどね。
ユアン・マクレガーと親友のチャーリー・ブアマンが、イギリスからユーラシア大陸、
シベリアそしてアメリカ大陸ニューヨークまでの2万マイルを115日かけてバイクで横断する
ドキュメンタリー企画番組。
旅の企画やビザの取得、体力づくりにバイク選びといった旅の準備から始まり、同行するのはカメラマン1人だけ。
きっとあのバイクの旅も、ユアンの演技力に深みを与えている・・・はず?
文化も人種も違う様々な人たちと交流しながら旅を続けていった終盤ごろ、
高額予算の映画がばかばかしくなってきたというようなことをぽつんと言ったユアンが印象的でした。
二人ともたいてい、いたずらっ子のような笑顔か、子供のようにはしゃいでいるか拗ねているかなので、
あまりたいへんそうに感じないけど、とても過酷な旅なんです。
どんなトラブルやアクシデントにあってもユーモアを忘れない彼らを見ていると、
ほんっとにイギリス人って。と思わず呟いてしまいます。
って、話がまるでそれている・・・。

ゲバラ役のこの人どこかで最近観たんだけどと思ったら、ガエル・ガルシア・ベルナル、
『ブラインドネス』の”第三病棟の王”。高潔なゲバラとは正反対の役でした。
こちらは難しい重要な役どころを印象的に演じていてなかなかよかったです。


【THE MOTORCYCLE DIARIES】2004イギリス=アメリカ

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2009/02/18 21:43
>楓サマ ベニチオ、21グラムのインパクトが強かったんで引きずるかもと心配していたのに、
まるでチェ・ゲバラで、やっぱりまたインパクト強すぎです。
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2009/02/18 12:55
ベニチオのインパクトが強すぎるのはわかりますね~。
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2009/02/17 20:44
>ニコホラさま そこか~(笑)
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2009/02/17 08:20
ながつきさんの映画好きかげんに ほほ~
おいらまだまだだなぁ。眠くならなかったらDVDたくさん見たい。
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2009/02/16 19:44
>ニコホラさま ほほ~、はどのへんなんだろう(笑)
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2009/02/16 11:32
ほほ~、覚えておきます。



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