Nicotto Town


無駄に費やす日々~日常という名の非日常~


小説第19話

小説復帰記念小説『黒髪の少年エルフと老犬』
第19話『神族』

神の子達、それが神族…特別な勇気を持った者たち全てを指す。
そして、最悪の敵。
ホロビヌシ
神の親でも子でもある。
「ようやく来たか…皆の者準備は良いか!」
エルフ「もちろんだ」
【ふはははは!!貴様らの仕事はもう終わりだぁ!!!】
エルフ、いやデマイズが言う
デマイズ「それはあんただよ」
その一言を合図に皆が攻撃を放つ。
エミリー「私たちも!」
「お前には私から力を少しやろう」
エミリー「ありがとう!おじ様!!」
「さぁ使うがよい」
エミリー「うん!」
エミリーはそう言うと高く飛んだ、といってもこれは前々から貌を出していた、能力だ。
【そのような攻撃は効かぬわ!!】
「イオル、地下へ来い」
イオル「地下か…分かった。お前の所に行けと言う事か」
デマイズは、ホロビヌシに近寄り攻撃する
【ふははははは!!無駄なことよ!!】
デマイズ「みっけ…光と闇を練り合わせ、出来るは斬れぬものを斬るものよ!」
【ぬあああああああ!!…】
どうやらどんな技もどんな剣でも当たらないし斬れないようだ…だが、それを斬ることができるその生成物はホロビヌシを真っ二つにした
終わったかに思えた
【フフフ、ふはははははは!!!】
デマイズ「そりゃそうか」
【ぬお!】
デマイズは吹き飛ばされた。
デマイズ「ぐあっ!!…」

「よくぞ来た…イオルよ…我が一番目の息子よ」
イオル「知らんな…そんなこと今の今まで考えたことも無かったし、知るすべも無かった」
「…エルフから…聞いていなかったか…」
イオル「ところで聞きたい…お前は何故そこにいる…そしてどうしてそのような姿でいる?」
「ふふ…それは、全て食らうためだ」
不気味な笑みを浮かべた、がりがりで気持ち悪い奴がこちらをじっと見つめている…鳥肌が立つ。
「さぁ、行こうか、我が息子よ」
今気付いた…獣の姿に戻れないしどんな姿だったか思い出せない…
俺達の背中に翼が生える。
部屋が輝きだし、輝きはすぐにおさまる。
そして俺達は天井を突き破った。
神、いや…彼の名はイザナイ。
イザナイは翼を大きく広げる
そして、エルフを見下ろし、悲しげな眼をした。
涙が出そうな様子だった。
【フフフ、そいつなら俺がやった】
すると、イザナイはホロビヌシをにらんだ。
「きぃさまぁああああああああ!!」
一応は息子なのだ、神の子達なのだ。
その子達を助けるためには、自らが滅ぼうとも動じない。
【ふははははははは!!】

第19話
~完~

以上…




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