Nicotto Town


壊れてしまったから修理中


オンラインでの生活

過去(10年くらい前の話)、俺はオンラインの中で生活してた。

とはいえ、稼ぎがあったわけでもなく、
ただひたすらオンライン上のページをめくっていただけで・・・。

10年前といえば、インターネットが身近なものとなり、
大学の講義でその講習があったほどだ。

そこで、俺は・・・道を誤ったのかもしれない。
授業があろうとなかろうと、電算室に一日中立てこもった。
そこには北大、東海大、法政の大学生、現役のエンジニアなど、
多種多様な人物が存在した。

俺は彼らの供給してくれる知識に興味を持ち、
時には教わり、時には教え、時にはバカ話をして
自分の技術力を強化していった。


やがて、自宅にDSLが開通すると、
朝昼晩関係ない生活が始まった。
世界中、日が照らない場所は存在しないゆえ、
オンラインから人がいなくなることはなかった。

楽しかった。
彼らと話すことはもちろん、自分の技術力が向上していくのが。
知らないことを知る喜び。
”知的好奇心”という生来の欲望が満たされていく悦び。

そんなことをして・・・俺は大学をやめた。


続いて入った専門学校も同じオンライン中毒によって
ドロップアウトへの道をたどった。

相変わらず人と会うのは憂鬱だった。
もちろん話すことが嫌いなのではない。
ただ、話の合わない人間、価値観の違う人間、
自分の存在を肯定しない人間と顔を合わせることがイヤだった。
(幸いにして俺がヒッキーにならなかったのは、
 教会という存在があったのだが、それは別の機会にしよう)


しかしながら、困ったことに当時の俺には金がなかった。
周りの人間はバイトというものに精を出すのに、
俺は一向にそんなこともせず、パソコンに向かっていた。
だからより金がなくなる。外に出なくなる。

そうしているうちに俺は仕事に就くことになった。


仕事が始まってある程度の金を手にすると、
オンラインでの生活などなかったかのように
現実世界での遊びに没頭した。
それは・・・俺の金を浪費することにもつながった。


こうしてオンラインの生活に帰ってみると
つくづくこの生活が金を遣わないものであることに気づく。

普通、人と話せば少なくて数百円~二千円、
行くところに行くと数万円がたった数時間で吹き飛ぶ。
しかしながら得るものは?だ。

やはり現実でなど遊ぶものではない。
1000円のブラックニッカの水割りと少々のおつまみ。
あとはパソコンが動いてさえくれていれば
いくらでも時間はつぶせる。
人と話すことも問題なくできる。


あぁ・・・。
俺が会社を休むことになったのは
あらためてオンラインの生活のよさを見直すためなんだな。

アバター
2010/06/21 09:27
経歴が同じベクトルで嫌になるなw
違うのは教会の部分かな。
アバター
2010/06/19 02:36
こんにちはあ!!!きゃばくらのさーくるからです←♥最新トピ見てください♪コーデを大募集してます!!



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