いや、そんなことはわかりきっている。

ぼくはとにかく汗をかく体質なのである。

「この人、どこか身体に異常があるんじゃないか」と疑われてみたり、
「この人のそばには近づきたくない」と思われてみたりもするけど、
「わたしのために一所懸命なのね」と最初の一回は感激されたりもする。

６月から半袖＋上着なしで出勤しているんだけど、今晩は会合があります、てな日は無理を承知で、上着を着てぼくは出かける。

クールビズの昨今はネクタイはつけない。

そもそもノーネクタイで上着着用というカッコがぼくはキラいだ。
首つり防止のためにひも状のものはすべて取り上げられて、留置所に入れられた気分になるから。

本音でいうなら、毎日上着＋ネクタイ着用で季節感のない服装にしたいと思っている。
つい３年前くらいまでは、実践もしていたけど、行く先々で室温が高めの設定になってきて、今や薄着で出勤しないと職場の自席には座っていられなくなる。

今日にかぎって、朝から暑い。

乗り換えの駅は、うちからちょうど１時間の地点なんだけど、もうハンカチが汗を吸わなくなった。

職場で上着を脱いでみたら、シャツが柄ものに見えるほど汗が滲みてる。

わざわざ、長袖＋上着で呑み会に行くと、一所懸命なのが伝わるだろうか？

いや、ただ、会費だとかペンだとか、サっと出せるようにしたいだけの目的なんだけどね。

ムリしてるよなぁ。

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