5月に読んだ本
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/05/31 23:38:18
5冊。読んだページ数:2131ページ。(読書メーターから)
読んだ本メモ。読了順。
■完訳グリム童話(2)ごめんなさいお母さん
■完訳グリム童話(3)謎は解けたよ悪魔さん
/グリム兄弟/関敬吾・川端豊彦訳/角川文庫
最後の第7版(1857年)の翻訳(全3巻)。
翻訳が合わないので読みにくくて、あまり面白くないです。
先月読んだ1巻から苦しかったんですが、放り出したいのをムキになって読了しました。
1話が短いためとグリム童話だから読めたけど、途中放棄寸前でした。
とくに「こびと」が「一寸法師」か「ちびっこ」と訳されているのは、
グリム童話としてどうしてもユルセナイ&読んでいて辛かったです。
どんな訳でもグリム童話はとても興味深いですが、古本屋で1冊50円になっていても、
中身を少し立読みしてから、購入を決めた方がいいと思います。
■荊の城(上)(下)/サラ・ウォーターズ/中村有希訳/創元推理文庫
19世紀半ばのイギリス、ロンドンの下町と田舎の閉ざされた城館を舞台にしたミステリ。
あやしく謎めいた雰囲気はゴシック・ホラーのようです。
スリリングでミステリアスで、とても面白かったです。
どうしてその手前で筆を止められなかたのかと思う不満のラストもどうでもいいくらい、
読後の満足感も大きいです。基本的に、ほぼものすごく好みです。
■魔物を狩る少年/クリス ウッディング/渡辺庸子訳/創元推理文庫
ウィッチハンターの少年が主人公の19世紀のパラレルロンドンが舞台のライトノベル。
解説にはどこかで聞いたようなタイトルがつけられています。「魔界都市ロンドンへの招待」
小説の中身もそんな感じですが、菊池秀行氏の小説の足元にもおよばない・・・。
パラレルだけど同じヴィクトリア調だと、サラ・ウォーターズの名前が出されていますが、
そのくくりはかなり無茶だと思いました。出版社が同じだから宣伝なのでしょうけど。
たまたま続けて読みましたが「荊の城」との落差は大きく、かなりキビシかったです。
それなりには楽しんで読んだけど、150円の古本でよかったと思った本でした。
洋書---♪
読み終わりませんでした。うーん。1ヵ月で1冊読めないっ。
>山鳥さま サラ・ウォーターズ、いいです~。今回初読でした。「半身」を読書中です。
>伊勢うどんサマ 紙の本が好きだけど、一角がiPadに置き換わることはありえるかも・・・。
半身もよかったけど・・・
茨の城も好きだなぁ~
夜愁、積んだまま読んでないんだよねぇ
次がでてこないからもったいなくて
ニコタの所為という噂もアリ。。