Nicotto Town



長らくすいません;№14 です☆







  やっとやって来た。



                     心の荷が下りるこの時が。



   ~内心八雲~

            №14 伝えられた真相。




 「抜け出してきましたけど良いんですか…」
 「大丈夫だろ、希と夜神に任せて来たから。」

 眼を赤くした人と頬を赤くした男女がある人に会う為に走っていた。


 「ホテルどこか知ってるんですか…?」
 「あぁ。あそこ曲がってすぐ。」
 「なんでそこまで正確に覚えてんすか」
 「去年まであそこ使ってたからな。」
 「え?じゃあ今年はどうしてこっちの高い方に…」
 「喜多河が入ってたから。」

 昴は要の心遣いに眼がうるんだ。
 要は何事もなかったかのようにしながらホテルに向かって走っていた。

 「新達…どうしてると思いますか…」
 「んー…まあお前の事は頭から離れねェだろうな」

 (特に星って奴…可哀想過ぎるだろ…)
 心の声はしっかり心の中で止めて、要はそう言った。

 「そうですかね~…?茜はどうしてるだろうなァ」
 「その茜って子とはちゃんと話した方が良いぞ」
 「え…?なんでですか?」
 「親友なんだろ?それと…ちゃんと今までの事話しとけよ」
 「あぁ…はい」

 そんなこんなで新達の学校が泊まっているホテルの前に着いた。
 しかし2人とも足を進めない。

 「先輩行かないんですか…?」
 「あ?なんで俺が行かなきゃいかねぇんだよ。お前の問題だろうが」
 「そうですけど…」

 昴は納得できなかったのか、ホテルの前の電柱にもたれかかっている要の
 手を取り、ホテルの中に引きずり込んだ。

 「先輩がいないと言えません」

 要はその言葉に心が揺れているのを自分で実感しながら
 昴に引きずられていた。

 「あの、すいません。」
 「はい。どうなされましたか?」

 要がフロントの人に話しかけた。

 「喜多川高校って何処から何処まで入ってますか?」
 「えっと…お客様は喜多川高校の肩ですか?」

 痛いところを突かれてたと昴は後ろで思っていたが。
 要は顔色をまったく変えずにさらっと言ってのけた。

 「はい。ちょっと遅れてしまって。」
 「あら、そうでしたか。えー…103号室から314号室までですね。」
 「あ、そうですか。ありがとうございます。」

 要はそっと笑うと、
 フロントのお姉さんは顔を赤くしながらうつむいた。
 (よく人に嘘笑いが出来る…)

 「コンクール、応援してますね。頑張ってください」
 「ありがとうございます。あ、あと先生には黙っといてもらえますか?
 厳しい先生なので」
 「はい。ではごゆっくり」

 昴は要の演技力と嘘と思わせない嘘笑いに感動しながらも
 新達の部屋を探しに行った。

 「何してるんですか君達。」
 「うぇ…!!!あ…」
 「探す手間が省けたな」

 ばったりと廊下で会ってしまった新に昴は気の抜けた声を出した。

 「こいつがあんたと話したいんだとよ。ほら。行って来い。」
 「っはい…新。ちょっといい?」
 「いいよ。僕の部屋おいで。槻唄要…だっけ?君も来なよ。」
 「は?俺はいいよ。そいつとアンタ等会わせんのが使命だし。」

 新に呼ばれて内心あたふたしたが、断ると
 昴は要の手に自分の手を合わせて口パクで<お願いします>と言った。

 「ったく…」

 新の部屋に向かう事になった。



 いやぁ。
 なんかだんだん題名と話があってませんねww
 気にしないで読んで下さいw




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