【あらすじ】美月の仮出所が１週間後に迫り、小次郎と白豚は美月を歓迎する準備をしていた。竹虎がいつものように美月のところへ面会に行った帰り道、竹虎の目の前で美月が収容されている少年刑務所が爆破される。多数の死傷者と脱走者が出て、美月も大怪我をして重体に陥る。神奈川県警の捜一の岩崎は、竹虎の所属する横浜みなみ署に捜査本部を設置。竹虎は捜一の女刑事・桐野と組むことになる。使用された爆弾の種類から、五十嵐という５年前に死者11人を出すという爆破事件を起こした受刑者が捜査線上に浮かぶ。

【感想】竹ちゃんが県警に異動、サバスサバスからも引越、そして美月も死亡ということで、今度こそシバトラ完結ですね。まぁ、そろそろ小池君も老けてきたのでちょうどよかったかも。男も女も24がピークでそれ以降は老け始めるね…。最初のドラマが2年前、スペシャル１が1年前ということで、最初は忘れてんじゃないかと思ったけど、いざ見始めたらすぐに内容に入り込むことができました。美月を殺すことはなかったんじゃないかな～。彼女不幸すぎるだろ…。このドラマは少年犯罪がテーマで、見た目それほど派手でもないけど、罪を犯してしまった少年たちに対する主人公の思い入れってのがあまりにも真っ直ぐで、突き抜けてていいね。それが裏目に出ることなんて何回もあるんだけど、それでも信じることをやめようとしない竹ちゃんの姿勢は立派。馬鹿も突き抜ければ天才のうちみたいな。今回もそういう竹ちゃんを見て、連ドラやってた頃の熱い気持ちを思い出しました。ただ、確か竹にはこれから死にそうな人がわかるという、超能力というか霊感みたいなものがあったような気がするんだが、今回それが全然出てませんでしたね。あれってなくなったんだっけ？　さて、連ドラから2年、あれから私もいろいろドラマを見たり、仮面ライダーにハマったりして、あまり名の知れてない若い俳優さんたちにも結構詳しくなったりして、今回改めてシバトラのキャストを見てると、驚くような人が出てたんだね…。特にＷに出る前の桐山蓮とか、ブレイドの椿隆之とか、もう1度見たくなっちゃったよ。あと、ウェルかめで主人公の夫役だった大東俊介もこれで顔を覚えたんだよね。今回、加藤あいがなかなかよかったです。スタイリッシュな刑事がよく似合ってました。あと、初めて溝端に合う役を見た。彼には刑事役より、こういう不安定な役の方がいいわ。年齢的にもちょうどいいしね。ゴリプで似合わない役やるのはやめて、こういう役から堅実にこなしてった方が、本人にもいいと思うんだけどなぁ…。

【あらすじ】村雲と歌織が国外に逃亡してから１年。２人はカリブでセレブな生活を享受していた。しかしいつまでも光を抱いてくれない村雲に、歌織の不満と不安は募る。そして村雲が隠していたビデオを彼の部屋で発見した歌織は、彼の心の奥底にある絶望の原因を知り、基一から奪った財産をすべて基一の口座に送金し、村雲の元から去って帰国する。財産の移動をきっかけに、国税局はライトキャストの調査を再開。村雲に脱税を頼んだメールを入手する。歌織は春馬に村雲の住所を教え、村雲を助けてと頼むが、春馬は助けるつもりはないと言い残し、カリブに旅立つ。

【感想】脚本家さんがヤケでも起こしたのだろうか。それまで知的な攻防が続いたのに、最終回は暴力の応酬と力技ばかりになってしまった。最後、どんな攻防があるんだろうとわくわくしながら見てたのに、ちょっとがっかり。愛されず育った村雲の弱点は、心理戦に弱いところだったようで、ずっと彼の味方をしてきた歌織を裏切らせる結果になってしまい、それが元で命まで落としてしまった。まぁ、ボンのできることってそのくらいのことだとは思いましたけどね…。村雲がカリブにいたらそんなことはできないけど、日本に戻ってきたら、そりゃあやるよね。一度戻ってきたと思った財産がまた取られちゃったしｗ　面白かったのは、春馬がずっと妻の仇だと思って憎んできた村雲と、殴り合い助け合った末に、なんだか旧友のようになってしまっていたこと。村雲の凄惨な過去を知り、彼に同情してしまったのだろうか。それとも男同士って殴り合うと分かり合えるという例の神話なの？ｗ　まぁ、考えてみれば飛行機落としたのは彼じゃないしね。整備不良だったのはあくまで航空会社のせいだわさ。しかしあの親は最低だな。村雲は子供の頃殺されてた方がまだ幸せだったかもしれない。このドラマで一番許せないのはあの親だな。どんな理由があろうと、子供にあんな仕打ちをする親は、人間失格だよ。元はと言えば、檜山パパが妾を囲ったことがすべての原因。結論としては、浮気はいけないよってことでｗ