新しい人生のはじめかた
- カテゴリ:映画
- 2010/05/22 21:56:40
今年16作目の映画舘鑑賞。
人生の折り返し地点を過ぎた男女のロマンス映画。
対象年齢は高めで、疲れた大人たちのための童話です。
とても素敵な映画でした。
なんというか、ストライクゾーンで、涙でスクリーンがかすんでしまいました。
ニューヨーク在住のCM音楽作曲家ハーヴェイ(ダスティン・ホフマン)は、
離婚して離れていた娘の結婚式に呼ばれてロンドンに来たのに、そこに彼の居場所はありませんでした。
ハーヴェイは周囲の楽しい雰囲気になじめず、娘にはバージンロードは母親の再婚相手と歩くと言われ、
仕事でも若手に座を奪われ彼はもう必要ないと宣告されてしまいます。
一方、ロンドンに暮らす文学好きなケイト(エマ・トンプソン)は、
退屈している母親の相手と、単調な統計局の仕事の孤独な日々を送る自称もてない女。
そんな折り返し地点を過ぎた二人の人生が交差して、ケイトとハーヴェイの遅いロマンスが始まります。
映画の中のストレートなメッセージが、やさしく心に響きます。
あきらめてしまう方が簡単だし楽だけど、踏み出してみようよ。
“Shall we walk?”ケイトがハーヴェイにそう言って歩き出すシーンが何度かあるのだけれど、
あきらめて立ち止まってしまった人へ語りかけているようにも聞こえます。
現実では映画のようにうまくいくわけはないですが、映画も完全なハッピーエンドではありません。
この先どうなるかわからないけど、それでもあがいてみようよ、そう言われているようです。
それぞれの孤独や苦悩や葛藤をリアルに演じるエマ・トンプソンとダスティン・ホフマンは、
まさに名優の共演です。かっこわるい二人の笑顔がとてもチャーミングで輝いて見えました。
映画の中で写される観光ビデオのようではない日常のロンドンの街がとても素敵です。
ケイトとハーヴェイが歩いたテムズ川やトラファルガー広場を自分も歩いてみたくなりました。
邦題は嫌いです。
★★★★【LAST CHANCE HARVEY】2008イギリス
機会がありましたら、ぜひ~。
>もんぶらんサマ ハリウッド的な感動やドラマチックさはない地味な恋愛映画ですが、
ハラハラしたり、じれったかったり、すっかり引き込まれてあっという間の90分でした。
>伊勢うどんサマ 映画の役の年齢はわからなかったんですが、
でも70過ぎのダスティン・ホフマンはこの役には歳をとりすぎているはずなのに、
違和感なかったです。ホフマン、70歳には見えません。
>macoサマ この映画のダスティン・ホフマンの笑顔は最高に素敵でしたっ♪
ロンドンの映像は、ロンドン・プチ体験という感じです。ロンドンへ行きたいです!
>tararaサマ エマ・トンプソンとダスティン・ホフマンの名前が目に入らなければ、
ノーチェックで素通りするところでした。ストライクゾーンなのは自分に被るからです(笑)
ながつきさんのストライクゾーン、ぜひ見てみたいです! ( ..)φメモメモ
私の中ではあまりロマンスのイメージがない役者さんでした。
でもとても好きな役者さんです!
>日常のロンドンの街、
それだけでも観たいです〜^^♪
同意です。 作品に興味が出てきました
ダスティン・ホフマンと言えば 「卒業」を思い出しますが、そのころの作品と比べると 時間の流れを感じます
遅かれ早かれロマンスがあるなんて素敵です。
タイトルとしては、かなり惹かれてしまいました^^
映画も面白そうですね。ダスティン・ホフマンも好きだし。
テレ朝あたりでやらないかな。。。