【あらすじ】上田は、岡山の一夜村から来た西園寺誠一という青年に、村に古くから伝わる契りの風習が、迷信であることを証明してほしいと依頼される。それは、じきに行われる契り祭の間に、思い人とお互いの体の一部を折り込んだ紙を、契り岩にかけられた縄に結びつけると、その恋愛は成就するが、結びつけたのが片方だけだと３日以内に死ぬという伝説だった。上田は自分ではやりたくないので、100万円が当たる宝くじがあると山田を騙して一夜村に連れて行く。２人が宿泊先の宿に行くと、黒尽くめの服を着た東崎彩乃という女性が、宿を求めてやってきた。彼女は、２０年前に誠一の母親・松子に夫と生まれたばかりの息子を呪い殺され、復讐のため、霊能力を身につけ戻ってきたと言う。

【感想】なんという悪魔の手毬歌。筋はところどころ違うが、息子に言い寄ってきた女性が実は腹違いの兄妹だったという動機や、樽に漬けられてとか滝に打たれてとか、殺害方法までそっくり。トリック風に味付けはされていたけれど、まんま横溝ワールドへのオマージュといった感じの作品でした。矢部で金田一少年をパクったかと思えば、今度はそのじっちゃんをパクり。でもこういうの嫌いじゃないｗ　むしろ好きｗ　ちょっと残念だったのは、元の作品が出来すぎているせいで、遊びが少なかったこと。トリックらしさが少なかったことですね。その分多分映画でがんばってくれてると思うので、それはそれでいいんですけどね。細かいことを指摘すると、２０年も前に殺人のトリックを仕掛けていたのが何故なのかとか、大きな樽のトリックをどうやって今やよそ者の彩乃が不審がられずに仕掛けることができたのかとか、離れに籠って呪いをかけていた方庵を松子が確認するかどうか彩乃にはわからなかったんじゃないかとか、そもそも方庵を殺す動機がかなり弱いとか、連続殺人が起きたのに駐在さんと休暇中の矢部たちしかいないのはおかしいとか、何故前作の映画で更地になったはずのアパートが復活しているのかとか、ちょっと考えただけでもおかしいところだらけですが、それもまぁいいです。犯人も全然意外じゃないところが逆に意外でした。つうか、死んだのは松子の息子だったし、夫を殺したのは自分だったんだから、復讐する意味はまったくないよね。自分の息子が姉妹と結ばれてしまうかもしれないことも、殺すほどのことではなかったと思うし。まぁそのへんは原作へのオマージュなので変えられないか。原作は本当に衝撃的だったからなぁ。何はともあれ、大好きな横溝ワールドに大好きなトリックの面々が迷い込んだ感じで、とても面白かったっす。しかし、仲間も３０過ぎて、美しさが劣化した感じは否めないなぁ。最初の映画の頃の仲間はほんとにきれいでしたからね。

【あらすじ】竜が妹との思い出の場所・風都野鳥園で鳥を見ていると、凪という少女が小学生くらいの女の子を突き飛ばした。竜が注意しようと腕をつかむと、凪の腕にはコネクタが。凪は自分に近づくと死ぬと言って立ち去った。一方翔太郎は小学生達から、鳥のお姉ちゃんを元気付けてくれという依頼を受ける。その鳥のお姉ちゃんというのが凪のことらしかった。野鳥園で会った翔太郎と竜は、凪を探し、ようやく見つけ出してコネクタのことを聞くと、ウェザードーパントに父親を殺され、その時につけられたものということだった。竜は凪を守ると、妹にもらったペンダントを差し出し誓うが、その時ウェザードーパントが現れる。

【感想】ついにアクセルがパワーアップですね。今度は青くなるんですね。そして井坂の陰謀もそろそろ発覚しそうです。琉兵衛は皆わかってそうですけどね。その陰謀の鍵となるのが凪で、凪にメモリを埋め込み、取り出して自分が使おうというわけですね。てことは、今回凪が無事に助かると、井坂は陰謀に着手できないということになります。でもそろそろ陰謀が動くってことは、今回凪は助からないのでしょうか？ ケツァルコアトルスのメモリをうちこまれたオウムすら助かったのに…。そして、もし井坂の陰謀が始まるとしたら、勝つのは井坂なのか琉兵衛なのか、とても気になりますね。若菜好きの私としては、琉兵衛に勝ってほしいところですが…。ところで井坂はＷのエクストリームとの対決を避けているように見えるのですが、エクストリームは今の井坂にとってかなり厄介な存在ということでしょうか。前にちょっとだけ対決した時、結構やられてましたしね…。とすれば、今回ケツァルコアトルスのメモリを井坂が使えるようになれば、エクストリームすら敵わなくなるかもしれないってことですね。うーん…一体どうなるんだろう。今までのパターンからすれば、ゲストが助かるとは思いたいけど…。