前にも言ったかもしれないけど、ぼくはオシャレな人じゃない。

なにをもって、オシャレな人と呼ぶべきかはいろんな基準があるだろうけど、ぼくの持っている服のパターンは、仕事に行くか、単車に乗るか、ゴルフも含めて運動をするか、の３パターン以外ない。

あえていうなら、寝るときの服装があるけど、これは運動するときの服装と同一である。
じっさい、夜はベッドで運動会みたいなことはないし、「運動」するには目覚めたときに開始するほうが好きではある。

そんなぼくも仕事に行く服装は季節ごとにいくらかバリエーションがあって、いわゆる、衣替えの時季より少し早めに切り替えて、オシャレな人を装っていたりする。

ただ、生来のめんどくさがりで衣替えの時期も日付で年間計画を立てて運用している。

今くらいの時期でいちばん近いのは、春服から夏服に切り替える４月２４日で、これはいちばん年上の姪の誕生日である。
もちろん、冬服から春服に切り替える日も決めていて、これは３月２７日、亡くなった父の誕生日だ。

春ってやつはじつに落ち着かないもので、春服は色合いの濃いのと薄いのと両方取り揃えていて、４月前半は色の濃いもの、後半は色が薄くなって、５月に入ると生地そのものが薄くなっているのが例年のこと。

の、はずなんだけど、今年は気温の変動が日替わりで、しかも、高低差が激しいので、ちょっと困っている。

もとが、オシャレな人ではないから、当日の気温なり日差しを予測して、着ていく服を選ぶなんて器用なことはできない。

時季的にいえば、今日は夏服のはずなんだけど、朝の気温が低かったせいで、色の濃い春服に、夏のネクタイを合わせている、というか、合わせざるを得ないまま出かけた。

こういう日は、ヤル気にならないな。

女子の「化粧ノリが悪い日」と同じ感覚なんじゃないの？と勘ぐってみたりもするけど、それは考えても仕方ないので考えない。

逆に季節感と服装がピッタリしたときは、変に元気になることもある。

意外とオシャレなの？こういう人って。

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