【あらすじ】泉の所轄時代の先輩刑事の村山が、学校で飼育されている動物の連続殺害事件を４係に持ち込んだ。５年前に起きた子供会での集団殺人事件と何かと関係が取りざたされている事件だったが、形式的な捜査しか行われず未解決となっていた。犯行のターゲットが人間に及ぶ危険性を考えた室長の長嶋は、再捜査を決め、泉を担当とする。早速塚本と最近事件が起きた学校に捜査に行き、泣いている女の子たちを見て、２人は絶対犯人を捕まえようと決意。その帰り、塚本は子供会殺人事件の現場に行き、慰霊碑に花を供えた。当時彼は機捜の刑事としてその事件に携わり、悲惨な現場を目撃していたのだ。するとその慰霊碑に、まだ昼間なのに高校生くらいの女の子が祈りにきた。泉が話しかけると、相手が刑事だと知った女の子は、「子供会殺人事件の犯人は他にいる」と言い残して立ち去ってしまった。

【感想】なんか複雑なストーリーだなぁと思ったら、前後編でした。言ってよ！　それ最初から言ってよ！　実はネタがネタだけに、見るのやめようかと思ってたんですが、見なかったら来週も見れないとこだったよ。まぁ、現場の再現はなく、なるべくソフトな表現に抑えられてて助かったんですけどね。動物の方はどうやらあの高校生でほぼ決まりな雰囲気なのですが、気に入らないね。誰か他にいそうな気がする。これ、ミステリーファンのカンてやつね。よく外れるけどねｗｗｗ　そして、子供会の殺人事件の方ですが、ビショップがジェネラルルージュ状態ｗ　普通に彼が犯人だと思うんですが、現場で一体何があったのか。小学生ですから、大したことはできないとは思うのですが、残された人ってのは、他人から見るとそんなこと気にすることないのに…と思うくらい小さなことを、気に掛けたりするものですからねぇ。何があったのかちょっと想像つきませんね。つか、前後編にしたことで、ボリュームが出てキャラの描き方も少し丁寧になってたような気がするので、このドラマは最初っから前後編にした方がよかったんじゃないですかね。あと、やっと気づいたんだけど、泉の服装がダサいにもほどがあります。いくら服に気をかける余裕がないくらい仕事に没頭しているとはいえ…もうちょっと何とかならんかったんかなぁと思います。ダサいなりにも、かっこいいダサさってのがあると思うんですよねぇ。今風に言うと、ダサかっこいい、とか、エロダサい、とか…。

【あらすじ】白鳥は田口を連れ、ちょうどメディカルアソートの佐々木と面談中の速水の部屋に乗り込み、ＭＡＨ（メディカル・アソート・ホスピタル）の計画書に何故名前が載っているのか訊ねるが、速水はあっさりＭＡＨに転任しようと思っていることを認める。そんな時、以前瀕死の重傷を負ったところを速水に助けられたという、健人という半身不随の少年が、母が倒れたので受け入れてほしいと直接電話をかけてきて、速水はそれを受け入れる。母親は幸い疲労により転倒して脳震盪を起こしただけだったが、速水が健人のことを覚えていないと言うと、健人はいきなりハサミを持って速水に襲い掛かる。周りの医師たちに制止され事なきを得るが、健人は自分があの時死んでいれば、母はこんな苦労をすることはなかったのにと訴える。そして健人は急な痙攣に襲われ意識を失ってしまう。

【感想】メインのストーリー、ゆっくりすぐる(；´Д｀)　でもやっと和泉が内部告発してくれそうな雰囲気で、ここにきてまた急展開…するんかいな。前に鴨志田が関与しているという情報が出た時も、急展開してくれることを望んだのだけど、いまだにトロトロとしか進まないので、もうあまり期待しないことにする。今回はあまりピンと来ないお話でした。まぁ、最初は健康体で、途中から障害を負った人の負い目は、想像を絶するものだとは思うけれど、それって結局、最初っから障害を持って生まれた人すら完全否定してるんだよねぇ。あの時死んでればよかったって発言も、もし本当に死んでたら、母親がどんな苦しみの中で生きていかなきゃならないかまでは、想像できていない感じだしね。田口の、「どんなに苦労しても、それが不幸とは限らない」という言葉に集約されてた感じでした。あのセリフはちょっと心に響きましたよ。確かにそうだよねぇ。苦労は、幸せになるためにしているものだとすれば、苦労すれば苦労するほど、得られる幸せも大きいのかもしれない。たとえ他の人から見ても、不幸な状態であったとしてもね。そして速水も、結局彼の理念のため、メディカルアソートの悪事に加担しようとしていたってことか。医師のように、たくさんの人の命を背負う人間を、断罪することの重さ、そしてそれが本当に正義なのか、何が正義なのかを問う姿勢は、バチスタの時と同じやね。