Nicotto Town



内心八雲   №2 吹奏楽部って・・・



   この時から心の中には


                 雲が出来てきていたのかもしれない。





              ~内心八雲~
                       :№2 吹奏楽部って。


  「昴~!!行こ!」

  来て欲しくない時間が来て、昴はグッと顔をしかめた。
  しかし、自分が承諾してしまったのだから仕方ない。
  顔は嫌と主張していたが、こくりとうなずき、教室を出た。

  「そんなに嫌がらないでよ~、結構楽しい部活だよ?」
  「あたしには楽しい楽しくない以前にあの男がいるのが・・・」

  嫌なんだ と、続ける前に黒髪の男に首をつかまれ言う事は叶わなかった。

  「誰の事言ってんだよお前は・・・。」
  「え・・・?誰?」

  そこにいたのはこめかみに青筋を通らせている指揮棒を持った人。

  「は?誰って・・」
  「眼鏡かけてないからじゃないですか?」

  少し戸惑いながら答えているその男に、嵐が助言した。

  「あぁ・・ってそんなに分かんねェもんなのか?」

  ポケットから眼鏡を出して掛けるまで、本当に誰だか分からなかった。

  「あ!!!え~っと・・・つ・・槻唄先輩・・?」
  「おー。ってか気付けよな~」
  「しょうがないですよ。槻唄先輩って眼鏡の印象強いですから。」
  「おい夜神、それはなくねぇか?」
 
  2人で喋っているのを見ながら、昴は
 
  (眼鏡掛けてなかったら優しそうに見えるんだなこの人は・・・)

  とか思っていた。

  「それより夜神、日誌。」
  「あぁ、ちゃんと授業中に溜まってた分書きましたよ~」
  「授業中にやんなよ・・・授業はちゃんと受けろって。」
  「槻唄先輩とあたしは違いますよぉ~」

  苦笑いしながら日誌を受け取る要をぼ~っと昴は見ていた。
  それに要は気付いていないのか嵐と今日のメニューについて話していた。

  「よし。じゃあ10分後に合奏でいいか?」
  「はいっっ。あ、その前に、昴の部活申請したいんですけど。」
  「あぁ、マネージャーの方だよな?はいはい・・っと。」

  自分がぼ~っとしている間に話が進められていて、あっという間に手続きが終わっていた。

  「んじゃ。働けよ。マネージャー。」

  不敵に笑いながら要はそう告げると昴の方をみた。
  なぜか首をかしげながら自分の手に握られているものを見ている昴に要は尋ねた。

  「どしたんだよ。」
  「え?いや、先輩なんで指揮棒持ってるのかなぁと思って。」

  あぁ、と要は言うとそれが普通とでも言うかのようにさらっと言ってのけた。

  「だって俺が指揮者だもん。」
  「あぁ~そうなんですかぁ~・・・ってえぇ!!!????」

  そのまま流そうとしてみたものの、あまりにもびっくりする一言で、
  要の一言が耳に戻ってきた。

  「そんなにびっくりする事でもねぇだろ。この学校に指揮出来る奴いねぇからな。」
  「顧問の先生とか居ないんですか?」
  「居るけど指揮棒が振れる奴はいねェよ。」
  「居たら先輩もふけるんですけどね~・・」

  嵐が残念そうに言った。
  それに要がうんうんと頷いた。

  「え、先輩もともとどの楽器やってたんですか?」
  「クラリネット。でもときどきトロンボーンとかもしてた。」
  「だって先輩基本的になんでも出来たじゃないですか。」
  「そんな事ねぇよ。たまたま音がなっただけだ。」

  たまたまで全部出来る訳ねぇだろと昴は内心思いながらも口に出したら首を絞めわれそうだと思い言いはしなかった。

  「そろそろ10分たっただろ。」
  「あ、はい。今からですか?」
  「え?何やるの?」
  「何って・・話聞いてなかったか?合奏だよ合奏!!」
  
  まったく話しを聞いていなかった昴に要は青筋を立てながら言った。
  しかし昴は初めて吹奏楽部の合奏を見るので自然に笑顔になった。

  「なんか楽しみですね~。」
  「そんなにだよ・・・俺は嫌だ。」
  「先輩はそりゃ・・はい。」

  昴と打って変わって不機嫌な2人に首をかしげながらも
  合奏は始まった。



  はい~w
  なんかどんどn話が読めないんですけど~ってな感じですねww
  まぁ大丈夫ですwwたぶんww
  次回、№3  この部活で。   ですw

  お楽しみに。^^*

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2010/05/05 23:43
まーチャンゎ詩も小説も書けるのぉ!!??
すごいわァ☀^^
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2010/05/05 21:15
今回短いのな。
亞流栖達の日常のようだw
アバター
2010/05/05 20:43
クラww
何気に一緒なんすけど←



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