新小説第13話前編
- カテゴリ:自作小説
- 2010/05/04 22:09:53
新小説プロジェクト(?)第1作品『気分は雨時々曇り後晴れ―非日常の世迷言―』
第13話『西ニ浮ブ城』
前編
東に沈む城は落としたと言ってもいいね。
とにかく任務は一つ出来たんだ、ラッキーにもすぐにね。
満「そろそろかな」
零「そうだね、少し慎重に歩むんだね」
海晴「ここから一体何が起きるんですか?」
満「トラップ花火」
ルシファー「というと、爆発するんですか?一歩踏み外せば」
零「ちょっと違うよ」
蜜葉「どうせロケット花火か何かが飛んでくるんだろ」
満「それはどうかな…来たよ」
すると、沢山の炎の矢が飛んで来た。
満「何もしなくていい、何かしたら敵だと思われる」
蜜葉「わかったよ」
サタナス「すすすすす、すみません、一本叩き落としてしまいました…」
零「何やってんのよあんた!!」
すると、男が空から落ちてきた。
そう、そいつが、西城家の長男、西城 充(さいじょう みつる)だった。
充「…あ、やっぱりアンタか」
満「なぜ分かった?」
充「この道通るの今じゃあんたらだけだよ」
零「な、何ですって!?じゃあなんでまだトラップが…?」
充「それは忘れてただけですよ、姉さん」
蜜葉「姉さん?」
零「そう、弟、実は私は西城家の者だったのよ」
充「どうぞ、我が屋へ魔人の方々もどうぞ」
とにもかくにも家へ入った。
海晴「ひ、広いですね…」
満「実はな」
充「言わなくても分かりますよ、そちらの魔王さん方は魔界の修正、そちらの方達は世の中心の救済でしょうかね。」
ルシファー「さようでございます」
蜜葉「同じく」
満「はぁ…さっさとさ、お前も彼女を作れよ」
充「そんなに軽くありませんから貴方と違って」
満「何?」
充「だってそうでしょうが!!」
満「俺はいたって本気だ!」
充「そうですか…って姉さん何勝手に人のもんあさってんの!」
零「あ、これアンタのだったの」
充「お、俺のぉ大事なのどアメ型力回復玉の型!!」
零「あら、そう。いやチョコかと思ってたの」
充「板チョコなら姉さんの部屋にあるよたっぷりと」
零「そう、ありがと」
充「食べ過ぎないでね」
すると、ポイッと型を投げた。
充「あっ…」
そして、地面に落ちる瞬間に二本の腕が受け止める
サタナス「あ、あの、コレ、大切なものなんでしょ?」
充「ありがとうございます!サタナスさん!!いやぁサタナスさんってこうやって見ると美しいですよね。優しいし。」
サタナス「そ、そんなぁ…嬉しい…ポッ」
フィンド「おやおや、充君、積極的だねぇ」
充「そ、そんな事ありませんよ、可愛いからって何でも許されるわけじゃありませんよ」
フィンド「あら、可愛いだなんて」
蜜葉「はぁ…」
海晴「全くですね」
サターナ「…」
グリオ「ルシファー様」
充「それじゃ、本題と行きますか?」
ルシファー「そうしましょう」
満「うむ…」
続く
今日の名言
『自分を問うた所で、自分という答しかないのは分かっている事じゃ、ただ我等は、何処から問うと自分という答がでるかを知らん、我等はそれを追っているのじゃ。』
以上!