小説第13話後編
- カテゴリ:自作小説
- 2010/05/02 15:25:54
小説復帰記念小説『黒髪の少年エルフと老犬』
第13話『ツォークの光』
後編
エルフ「…」
イオル「どうした?」
エルフがコクリとうなずく。すると、光が集まり映像が現れる。
カンナ「まさか、そんなはず…」
そこには神の存在はなく、いたのは天使と悪魔、野獣と人々だった。
そして意外にも人々は勝ち進めていた。
サンデス「コレぐらいの知識は、音の魔人たるポートリソンにはあったはずだ」
ポート「えぇ、当然よ」
エルフ「ツォークは力、アトラスは技、野獣は術、悪魔は知恵、天使は武器を使って戦いを繰り返した。」
イオル「うむ…それで?」
アル「一時的な覚醒って奴か…」
フロ「私もあんなふうになったら、どうなるんでしょうかね?」
アル「俺が殺してやるよ…」
フロ「ありがとうございます!」
ノーブ「なぜ、喜んでるんですか?」
バンバ「もし自分が暴走したら、大切な人になら殺されてもかまわないというやつだ」
ノーブ「なるほどぉ」
エミリー「…お父さん、私、今のエルフ好きじゃない」
ジバルト「お父さんもだ…」
アルバ「何だこの違和感は」
エルフ「まさに生き地獄だった。我々はこの苦悩をこの遺跡に沈めることで慰めていたのだ。」
イオル「我々…だと?」
カンナ「まるで取り付かれたみたい…こうなったら!」
カンナは水を集めて、エルフめがけて放った。
カンナ「アクア…ボール!!」
しかし、エルフは光で壁を作って、跳ね返した。
アクア「ちっ…強い…」
エルフ「我々、ツォークはアトラスのために生きる事に決めた、そのためには力を封じなければいけない、そして、魔人という一つの選択にいたった、それは神の分身と呼べるものだった、それは初めからあったものだが、我等はそれに力を託したのだ。」
イオル「一体お前は何者なんだ?」
エルフ「幸せを照らす者」
ジバルト「幸せを照らす者…」
エルフ「…Der Mensch liegt in größter Not!」
カンナ「また…言ってる」
エルフ「…はっ!な、何をしていたんだ?…」
イオル「全くだ、帰るぞいろいろ分かった事もあるしな…」
エルフ「は???な、何をいってるんだ?おいちょっと待てよ」
ポート「それじゃ、私も退散するかね」
第13話
~完~
今日の戯言
『ところでこのコーナーほとんど俺達ばっかりだけどいいのか?ってか俺達って言っても誰が誰だかわかんねえよな』
以上!
フロ「全くもって理解できませんねぇ」
作者B「そ、それはあなたがぁ…」
アル「フロウトがどうかしたのか?」
フロ「いたんですか!あ、いや何にも関係ありませんよぉ」
アル「まさかこのコーナーはお前が一人前の魔王になるためのコーナーなのか?!」
以上!!