4月に読んだ本
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/04/30 20:02:50
5冊。読んだページ数:1364ページ。(読書メーターから)
読んだ本メモ。読了順。
■逃れの森の魔女/ドナ・ジョー・ナポリ/金原瑞人・久慈美貴訳/青山出版社
ヘンゼルとグレーテルが下敷きになった物語。→4月27日のブログ
図書館の本。
■わたしの美しい娘/ドナ・ジョー・ナポリ/金原瑞人・久慈美貴訳/ポプラ社
ランプツェルが下敷きになった物語。悪魔と取引して娘を手に入れた子供を産めない女の顛末が、
魔女とラプンツェルとラプンルツェルに恋をした貴族の青年の3視点が入れ替わりながら、
ほぼオリジナルストーリーをなぞって展開しいって、それなりに興味深く面白いですが、
「逃れの森の魔女」と娘への執着という点では同じなのだけど、物語のパワーもあまり感じられないです。
図書館の本。
■完訳グリム童話(1)さようなら魔法使いのお婆さん/グリム兄弟/関敬吾・川端豊彦訳/角川文庫
最後の第7版(1857年)の翻訳。
小さいころにグリム童話はいろいろな形でたくさん読んできたけれど、第7版を読むのは初めて。
ほとんど読んでいると思っていたけど、知らない物語もけっこうあって興味深く新鮮です。
でも、翻訳が合わないくて読みにくくて、あまり面白くないです。
「(2)ごめんなさいお母さん」(読書中)と「(3)謎は解けたよ悪魔さん」の全3巻。
■ペギー・スー(4)魔法にかけられた動物園/セルジュ・ブリュソロ/金子ゆき子/角川文庫
積読山で行方知れずになっていたので、ちょっと間があいてしまったフランスの児童書。
3巻めで見えざるものたちとのペギー・スーの戦いは終わりましたが、
新たな敵が登場し仲間達と共に・・・、闘いが続くのかと思ったらやっつけてしまいました。
手に取たらすぐに読み終わる短いお話なのに。
この4巻めが今までで一番おもしろいと思うのは、グリム童話の間に読んだからかも?
パワー全開の”なんでもあり”なデタラメさが爽快で、次は何がくるのか楽しみです。
洋書---♪
■The Magic Circle/Donna Jo Napoli
イソップでもそうだけど、童話って残酷で怖いところがありますね。