ねえねえ
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/04/28 19:09:26
ぼたぼたと 雨音が大きい
具象の無い記憶
ただ
春が終わった と
ささやく
ふいによみがえる匂い味
そのように
春が終わったと伝える声
夏はまだ 遠いのに
声は くりかえしくりかえし
ささやくだろう
夏が来る
そう叫ぶ日まで
ぽたぽたと
なにをささやく
四季に数えてもらえない
ささやきの季節
ぼたぼたと 雨音が大きい
具象の無い記憶
ただ
春が終わった と
ささやく
ふいによみがえる匂い味
そのように
春が終わったと伝える声
夏はまだ 遠いのに
声は くりかえしくりかえし
ささやくだろう
夏が来る
そう叫ぶ日まで
ぽたぽたと
なにをささやく
四季に数えてもらえない
ささやきの季節
蝉の声も、夕立の大粒の雨、稲妻、それは夏の音かもしれないし、
虫の声は秋の音かもしれない。
でも、これらの音は、季節そのものの声ではないような気がする。
虫の声は虫の声であって、季節の一部分ではあるけれども、季節そのものの声ではないような気がする。
しかし、梅雨時の雨音は、つゆそのものの声のような気がする。
春夏秋冬に括られることはないけれど、それでも確かな自然現象なんですよね、梅雨は。
ささやきの季節・・・いいですね^^
つゆほどはっきりした季節が、なぜか季節に数えられない。
春の後編なのか、夏の前半なのかもよくわからない。
僕としては、「春の仲間」なのだろうと思う。
ふとした時に気付く事の、何と多い事か。
こぼれ落ちそうなモノを書きとめるのは、素敵な事だと思います。^^