逃れの森の魔女
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/04/27 23:15:09
38冊目の洋書。
“The Magic Circle ”by Donna Jo Napoli (ドナ・ジョー・ナポリ )
魔女の視点から描かれた「ヘンゼルとグレーテル」(グリム童話)です。
物語は、ヘンゼルとグレーテルが森に捨てられお菓子の家にやってくるずっと前、
魔女がまだ魔女でなかったところから始まります。
魔女はかつて、美しい幼い娘を持った醜いけれど美と神を愛する小さな村の産婆でした。
己の愚かさのために悪魔の策略に嵌り魔女となった女は、
誰も傷つけないように、ひとり深い森の奥へと逃がれ、
やがて、お菓子の家にやって来たグレーテルによって、その哀しい生涯を終えます。
美しいものを愛することは罪なのか。己が価値ある者だと思うことは罪なのか。
人間の愚かさと信仰と救済を描いた秀逸な物語です。
(レクサイル指数580L/総語数26730語)
センテンスは短いんですが、なんだかすごく読みにくかったです。
面白いんですが、魔女が語る鬱になるストーリーなのですぐに嫌になってしまいます。
図書館で日本版を借りれたので、半分くらいのところで先に日本版を読んでしまいました。
短い物語なので、日本語だとあっという間に読み終わります。
後半は、わからない単語をほとんど無視して読みました。
日本版の邦題が、すごく素敵です。
原書とのどうでもいい細かいことが気になりました。すぐに忘れるようなことだけど。
日本版の冒頭にわざわざ「ヘンゼルとグレーテル」の紹介が載っていたのは、かなりの衝撃でした。
グリム童話の中でもとくに有名なお話だと思うのですが、
最近では知らない人の方が多くなっているんでしょうか・・・。
日本版は青山出版社から「逃れの森の魔女」金原瑞人・久慈美貴訳
「ウィキッド」面白そうですよねー。観てみたいです。
ミュージカルでもオズの魔法使いから
「ウィキッド」がありましたよね♪
読んでみたいなぁ(^0^)
そしてウィキッドも観てみたい☆