Nicotto Town


よかろうもん♪


主役

昨日のブログで、こっそり公表してしまった「下剋上計画」。
バケツさんがコメントで指摘してくださっていたように、2クラスで切磋琢磨してもらえれば
何より理想的な展開になることだろうと、期待しています。

さて、その起爆剤になってくれるはずの「下のクラス」のムードメカーくん。
仮にS君としておきましょう。

金曜日の講義の後半は、水曜日の彼の質問を糸口に始めました。

水曜日は、「詩」の講義でした。
そこで「抒情詩」の現在の表記が「叙情詩」になってしまっている事に触れて
「もともとは、抒情詩と書いていたんです。」と板書したら
S君が「どう違うと?」と、質問を投げかけてきました。

「『抒』も『叙』も『述べる』という意味ですが、細かいニュアンスの違いについては
 次回、詳しく説明しますね。」

と言って金曜日に引っ張ったのには、それなりの一瞬の判断がありました。
「抒」の方は「心を述べる」意味合いがあるので、抒情詩はこちらで表記するべきなのですが
振り返って板書の字を見た時に、「りっしんべん」ではなく「てへん」だったので
これは、面白い原義がありそうだという勘が働き、ちゃんと調べて
ちょうど次回予定している「漢字の成り立ち」の前フリに使おうと思ったわけです。

さて金曜日、先に講義がある「上のクラス」でも
「今日の後半は、S君の質問を軸に授業を進めますね。」と予告したら、ドッと受けましたw
どうやら、彼はクラスの垣根を越えた人気者のようです。

原義の解説は、ブログでは割愛しますが、どちらのクラスでもノリの良い講義ができて幸いでした♪

さらに、テキストの例に沿って説明していくと
「会意文字」の例として「禁」の字があがっていました。
「さて、『林』と『示』でどんな意味ができたかな?」
と聞いても、流石に悩んでいる様子w
実は、「示」は神にいけにえを捧げる祭壇の台を模した象形文字なのです。

解説を続けようとして

 示=神 

と板書した瞬間に、S君が口を開きました。

「あ!じゃあ、聖域だ!」

早いよwその通り(⌒^⌒)b
このハイスピードの洞察力に、大いに期待しているのです。

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2010/04/27 21:21
諸橋大漢和は、本屋さんには無いかも~w
図書館だね^^
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2010/04/27 19:51
お返事ありがとうございます!!
その専門的なのが面白そうです。
そうかぁ~辞書ですね。
漢検とか漢字関係の読み物コーナーばかり見ていました。
今度本屋さん行って来ます。
ありがとうございました。
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2010/04/27 16:50
もし、手っ取り早く簡単に調べるのなら、意外に小学生向けの漢和辞典に
美しい挿絵で載っていたりしますよ^^
贅沢品なので、書店で立ち読みして1番気に入ったのを手に入れるか
図書館で、ズラズラッとあるのをつまみ読むかw(一長一短あるので・・・)

でも、大人として本格的に調べたいのなら
俗に「諸橋大漢和」と呼ばれる、諸橋徹次先生を中心とした強力なチームが
70年以上の歳月を費やして、大修館書店から刊行している大漢和辞典をお勧めします。
図書館の辞書コーナーに、分厚い背表紙で、かなりのスペースを占拠しているはずです。
内容が膨大すぎて、印字も難しい字が多数含まれているため、電子化は難しいでしょうから
図書館で、重い辞書を持ち上げて、アナログで頑張るしかないですw

あらゆる文字の原義がわかって、ビックリしますよ~^^
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2010/04/27 12:39
最近漢字にとても興味があり、成り立ちを書いた本が無いか探しています。
でも本屋さんに行っても図書館を探してもあんまりパッとする物が無くて。
「りっしんべん」と「てへん」の「じょ」の違いなんてものすごく知りたいです。
オススメの本などありましたら教えていただけ無いでしょうか。
ぜひぜひよろしくお願いいたします。ぺこり♪
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2010/04/26 18:20
>KOOLKATさん
いや、たしかに、その通りなんです。
きちんと国家を守りたければ、まず教育に力を入れなきゃ何も始まらないのです。
それなのに、日本の文部科学省は、旨味が少ないという理由で
優秀な人材は集まりません。
もちろん、みなさん間違い無く秀才の集まりなんですが
どこか、現実味に欠ける、実務に向かない方々のようで・・・w

予算のかけどころがね・・・無駄に立派な設備とかじゃなくて
まずは、現場に、教える基礎力がちゃんと備わった教員を増強することなんですけどねぇ・・・

>おおくま ねこさん
本当にね^^輝く若緑なんですよ、彼らは。
陽射しを浴びてキラキラときらめく彼らが、いつも瑞々しくあるように
こちらの準備も、決して手を抜けません。

このまま、若芽を摘まれるようなこと無く
すくすくと育ってくれれば良いなと思っています。

変に色気づく前のw今がチャンスなんでね^^
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2010/04/26 18:05
>山鳥さん
そうそう、きっと良い感じで回路が繋がっているんだよ^^

>バケツさん
断りも無く、お名前を出してしまいました^^;
子供一人一人の個性は、かなり幅広いようです。
それでも、周りの空気に合わせようという、大人びた気のつかいかたを
最近の子は、結構ちゃんとできるみたいですね。
大丈夫、少々ズレてる子にも、ちょいちょい声をかけて呼び戻しています(⌒^⌒)b

>招き猫さん
う~~ん、新卒で直ぐに教員になっていれば
人の出会いなんて、どう転ぶかわかりませんから、可能性はあったかもしれませんねw
最初は、一般企業に勤めたんですよ。
教育実習の時に、自分よりも頭の良い子たちのオーラをヒシヒシと感じてしまって
「自分より頭の良い子に、いったい何を教えるんだ?」
と思ってしまったのでw

ウケは狙っちゃいけません。
子供のツボは、大人の予想とは完全にズレていますからw
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2010/04/26 17:58
>KINACOちゃま
そうですね、この子の素晴らしい情報解析能力を
宝の持ち腐れにしてしまうと、狡猾さに走ってしまう危険は大いにあると思います。

その危険を防ぐためには、やはり圧倒的な専門知識を持った大人が
彼の周りに大勢いて、彼を公正な目で見守っていく必要があると思います。

彼の会話能力を見ている限り、家庭でのご家族の対応は好ましいものなのだろうと思います。
あとは、これから先、彼をガッカリさせて
結果的に、彼に「大人をなめる」ということを覚えさせてしまうような
残念な大人の出現率が低いことを祈ります。
そんな大人に出会っても、心を乱さずに済むほどに、夢中なことが先に見つかる方が
より望ましいのですがw

>ジョーさん
面白い子でしょ?^^
持って生まれた才能もあるのでしょうが
更に磨く会話を楽しめる、大人の話し相手にも恵まれたのでしょう。

彼は、小学校の間は、たぶん勉強する必要は無かったんだと思います。
それでも、これから先もそのままでは、いつか行き詰ってしまいますので
早い時点で、彼なりの勉強の仕方に目覚めてくれると良いなと思っています。

それには、まず興味でしょうねぇ・・・興味があれば、夢中になってくれそうです。
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2010/04/26 12:24
いいね、いいね、そのお年頃の男の子は、まだそういう反応の良さを隠すとか、照れるとかなくって。
でもって、ちょうどよく経験値も知識も積み重なって来て、頭の中でいろんなことが閃くようになるし。
自分の頭の中で閃いたことを言葉に変えられる事に喜びさえ感じてるんだろうね。

まさに、いまどきの青葉って感じ!
この時期の体験はきっときっと、葉っぱが成長して真夏の樹木になった時にも生きてるよね。

魔女さんはどうぞ沢山お水を彼ら、彼女たちにあげてね。
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2010/04/26 11:35
出る杭を打つ、のではなくて、ドンドン伸ばしちゃって下さい。
他の子達が 「あいつ、うぜーよ。」 ではなくて
「あいつ、おもしろいよなぁ。」 と思っているのがとても救いだと思います。

意識改革なんて大それたことを言っているのではないのですが
一人一人が少しずつの変化を起こせば、それがクラスの変化に
クラスの変化が学年に、学年の変化が学校に・・・ 段々と波紋のように広がっていくはずです。
そして、たとえ今現在ではなくとも、その子達が立派な大人になった時に
社会的に大きな変化となって。。。

って話がでかすぎますかね?w
でも、子供を育てる、ってのは結果的にそーゆーことなんじゃないかな、と思うんですよね。
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2010/04/26 11:26
先生がウケ狙いで
「いいか~お前ら、人と言う字は~」
と言いながら黒板に「入」と言う字を書いていたっけ。

私も魔女せんせーにおせーて欲しかったわ。
そしたらもうちっと勉強やったかもなぁ・・・。
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2010/04/25 21:02
突然名前を呼ばれて指名されたようでビックリw
グループってのはどうしても僕みたいに
少しずつ外れていくタイプがいるから、
そういう子もすくってあげてくださいねw
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2010/04/25 17:22
発想が縦横に張り巡っているんだねぇ
アバター
2010/04/25 17:21
う~ん・・・話に引き込まれてしまいます^^

いいかんじだな~
ハイスピードの洞察力か~
持って生まれたものかな~

昔のおれを見ているような~(冗談です^^;)

素敵な授業風景また見たいです^^
ジョーさんでしたっ!
アバター
2010/04/25 16:27
このタイプの頭の回転は、じつに「使える」回転ですよね。
たとえば、他教科どうしをくっ付けての考察、
それが相対的に考えられる包括的に考えられる成長をし、
そんな大人になる可能性を秘めた思考です。

「頭の回転がいい子」が陥り易い詭弁を伴う狡猾さ、そちら側に行かせないのは
「美しい知識欲」を身につけさせる事だけ、それだけが救う事だと思います。
いい先生に出合えたと、ずっと未来の彼が思い返せるように、良い道をかれが開きますように。




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