Nicotto Town



ハート・ロッカー

今年13作目の映画舘鑑賞。

イラクに駐留するアメリカ軍の中でも最大の危険を伴う爆発物処理班の兵士を描いた戦争映画。

ホラー並みの緊張感の連続と怖さでした。
イラク戦争を描いた映画ではありませんが、生々しいイラクが舞台であることによって、
非日常が日常と化してまう戦争がいっそうリアルに感じられるのではないかと思います。
その戦争の中にあって、己の命を賭けて人の命を救う爆弾処理班の兵士達のドラマが描かれています。
最近の映画の画質としては、ざらざらとした画質がさらにリアルに感じさせているようです。
映画を観ている間、距離感はあるのですが、自分の口の中にイラクの砂埃が入ってくるような、
まるでカメラを抱えて彼らの後に付いて行く記録担当の兵士にでもなったような気がしました。

戦争を見つめる視点は、兵士の目線からブレません。
戦争自体の背景は一切描かれていません。
敵は、「爆弾」。目的は、爆弾処理。大切なのは、命を救うことと自分が死なないこと。
スリリングな爆弾処理のエンターテインメント性と、兵士達の非日常の中のたんたんとした日常、
救える命と救えない命、ヒロイズムとその英雄の戦争によって傷つきどこか壊れた内面、
人間爆弾にされるイラクの子供とアメリカで兵士の父を待つ子供、
戦場とアメリカの家族のもとでの穏やかな生活、
幾層ものコントラストが、シンプルでありながら複雑な映画を織り成しています。

最後に戦争の重苦しさが残ることはなく、主人公の歩んでいく姿はかっこよく頼もしく見えましたが、
スクリーンが暗くなった時、自分がぬるく平和な日常に生きていることを痛烈に意識しました。

★★★★★【The Hurt Locker】2009アメリカ

アバター
2010/04/25 21:45
>伊勢うどんサマ のど渇きますよね。映画が終わってまっすぐ自販機コーナーへ向かいました。

>ソラリスさま リアルであることの辛さはあまりないかも。

>nicoさま まだ上映があるところだといいんですが。地方ではほとんど上映終了してるみたいです。

>コーヒーさま 居間のTVよりも、映画館という空間が似合う映画でした。

>corraさま 人類のいなくなった平和な地球~、そんな未来もあったりして・・・。

>欽ちゃんサマ ありがとうございます~。

>えいおんサマ この緊張感がこれ以上続いたらもうダメーといところで一息ついて、また。

>むらさきサマ 映画の主人公は、平和な日常には戻れなくなってしまています。

>tararaさま 面白かったです~♪
アバター
2010/04/25 15:42
観たくなりました~!
アバター
2010/04/25 13:42
うーん。
日常の生活に戻れるのでしょうか。
アバター
2010/04/25 09:09
私も映画館で見ましたけども、ながつきさんと同じことを感じました。
ほんっっとうにホラー映画でしたね…。早く緊張から解放されたいとすら思いました。
監督さんの狙いどうりというところでしょうか。見て良かったと思えた映画でした。
アバター
2010/04/25 05:59
ナイス!コメント素晴らしい!見たくなりました。
アバター
2010/04/25 03:59
戦争は真っ平だけれど、
もし世界中が平和になったら、そのとき
人間て、どんな風なんでしょうね?
あ、居ないのか!
アバター
2010/04/25 02:17
そうだ~、これも観にいきたいんだった~。
アバター
2010/04/25 01:01
ふだん観に行く映画館では上映していないので、
劇場で観るのをあきらめようかと思っていたところです・・・が・・・

観に行きたくなっちゃったじゃないですかぁ!!(>Д<)
なんとか都合つけていってきますっ☆
アバター
2010/04/24 23:24
ドキュメンタリータッチで描かれている。
アバターの監督の元奥さん。
おいらの知ってる数少ない情報です。(少なすぎ)
観てみたいような、リアルすぎて観たくないような、
迷える映画のようです。
アバター
2010/04/24 23:00
この映画 余計な描写がないのがいいです。兵士の視点のみで、捉えているのがすごいと思いました。
ある意味ジャンキーなのがよくわかる作品でした  それと乾いた映像が多いせいかのどが渇く映画ですw




カテゴリ

>>カテゴリ一覧を開く

月別アーカイブ

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.