歌舞伎座さよなら公演 その2
- カテゴリ:日記
- 2010/04/18 21:46:32
↑ なんかもう人じゃないよね? ↑
先代萩は子別れで泣かせる話のはずなのに・・・
なぜか客席は笑いの連続 (@_@;)
実の母の浅岡に国に帰れと言われた千代松が泣くんだけど、そのシーンがどうにも。
手を交互に目元に持って行くっていう演出は、ろくな照明も無く、舞台が薄暗かった
江戸・明治期までは有効な型だったかもしれないけど、上演中も客席で筋書きが
読めるぐらい明るい今の舞台ではあまりに大袈裟でわざとらしくて、思わず笑っ
ちゃうんだよね。
終盤で、いよいよ千代松が片倉小十郎に連れられて帰るところでは、母の元に戻り
かける千代松、止める小十郎、千代松を側近く置いておきたい亀千代、亀千代を
止める浅岡が入り乱れて、ついには千代松を上座に座らせてしまうなんて、もう
喜劇ですか?って感じで全然泣けません。
虚構の映画やテレビドラマでも写実やリアリティーが当たり前の現代では、明治
時代の写実は理解の外。
明治もすでに100年の昔。もう一度書き直して欲しい作品ですね。
そうそう、今回、浅岡は芝カンさん、松前鉄之助はご子息の橋之助さん、千代松
は橋之助さんの三男宜生(よしお)君と三代揃い踏みでした。
それと、前半で千代松の片岡千之助君のセリフが途切れるというアクシデントが!
しばらくセリフが出なくてハラハラしましたが、切れる直前のセリフから言い直して
後はスラスラ。子役のセリフがかなり多いので10~11歳の宜生君、千之助君に
とっては学校の宿題よりも大変だったんじゃないでしょうか?
めっちゃ面白かった「助六」はまた次回。
おまけ
和楽という雑誌の5月号から7月号までに「坂東玉三郎のありがとう歌舞伎座」が
連載されます。さっそく5月号をネットでお取り寄せして本日入手。
写真は篠山紀信で舞台、舞台袖、楽屋の写真などが満載です。うふっ、幸せ♪
歌舞伎座に行けたなんて、「よっ!果報者!!」
私はいつかは行きたいと思いながら結局行けず仕舞いです。
南座はまだ近いんですけど・・・。
こけら落としになったら行こう~っと(^_-)-☆
行ってきたんですね~♪
中々チャンスがなくて結局何度行けたかな~あの歌舞伎座^^;
こけら落としが今から楽しみ~♪ じゃないですか~(。◠‿◠。)