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シン・ドラマ汁


ドラマ【警視庁失踪人捜査課】

警視庁失踪人捜査課
テレビ朝日 金曜夜9時~
【あらすじ】元捜査一課の刑事だった高城賢吾は、失踪人捜査課という、失踪人の捜索を専門とする部署に配属された。賢吾は新人の愛美とコンビを組み、物理学者・今岡が失踪した事件の捜査を始める。今岡は、常々敵対関係にあったマジシャン・エドガー大友のマジックショーで、瞬間移動のマジックの最中に、消失してしまったのである。元々今岡の役はサクラがやるはずだったが、アクシデントで今岡に当たってしまったらしい。今岡には巨額の借金があり、自ら失踪する動機はあったが、愛娘を置いていなくなるとは考えづらかった。娘から事情を聴取するうち、実は敵対関係に見えていた今岡大友は、旧友であることがわかる。

【感想】思ってたより面白い。まず、マジックをテーマとし、そのマジックの特性を余すところなく動機やトリックに盛り込んでいたところが面白かった。マジックがテーマと言えば、最近では相棒が思い浮かぶが、あれはイマイチだったからなぁ。ただ残念だったのは犯人の事情がしっかり描けてなかったところ。もう10分、いや5分でも長ければ、しっくりいくストーリーになっていたと思う。それと失踪人がテーマなので、いなくなった人がどんな人物でどんな事情を抱えていたのかがわかってから、その人が出てくるわけで、生きているのがわかった時、すごくほっとするね。失踪人本人もだけど、犯人も殺人と殺人未遂や傷害では、全然罪の重さが違うからね。殺人からドラマが始まる場合、どんなにいい人かわかっても、もう生き返ったりはしないから、事件が解決しても後味よくないよね…。まぁ殺されるのが悪人の場合も多いけどね。沢村は、ちょっとワイルドで少し貧乏な浅見光彦といった感じで、クールな刑事を演じている。その点、セクスィー部長のようなキャラをちょっと期待してただけに残念だけど、暗い過去を抱えてそうなので、おちゃらけたキャラにはできなかったのかな。森カンナちゃんは、ラテ欄に出してあげてください…。ちょっとしか出てない高畑が出てて、出ずっぱりのカンナちゃんが出てないのってありえないです…。初回ゲストは脇役ではおなじみの近藤芳正と白井晃。初回なのに渋すぎるキャスティング。演技面は強化されるけどね。地味な役を演じることの多い白井が、脚光を浴びるマジシャンを演じているのを見ると、新選組!の清河を思い出しました。このドラマ、これからの出来によっては、臨場と並ぶくらい面白い刑事ドラマになると思う。ぜひキャストとスタッフの皆さんにはがんばってほしい。なかなか視聴率取るには難しい枠だけどね…。どうせなら相棒枠でやってほしかったなこれw




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