Nicotto Town



マッハ!弐

今年12作目の映画舘鑑賞。

トニー・ジャーのカラダを張った迫力のアクションという点は、前作の『マッハ!!!!!!!!』と同じですが、
盗まれた仏像の頭をめぐるジャッキー・チェン調な娯楽ムエタイ・アクションの続きではない
違うストーリーで、路線も雰囲気も違う、タイの時代劇アクション・ファンタジーです。

シリアスです。というより、かなり暗いです。
『マッハ!!!!!!!!』のような映画を期待すると、ハズレです。
私は、時代設定も好みで、とても面白かったです。

舞台は15世紀半ばアユタヤ王朝の侵略が進むタイ。
(前作の仏像の頭が作られたのもアユタヤ王朝時代だったはず。やっぱり繋がっている?)
クーデターによって東の王国の王とその妻が殺され、
ただ一人生き延びた王の息子ティンは、山賊「ガルーダの翼峰」の頭目に拾われます。
山奥の山賊の村で、ムエタイ、中国拳法、剣術などなど、あらゆる武術を修行し、
成長したティン(トニー・ジャー)は、復讐を果たすため村を離れ、ひとり敵地に乗り込んでいく…。

暗い物語とは裏腹に、サムライやら中東?の戦士やら、怪しげな異文化&格闘技のごった煮で、
なんだかトニー・ジャーの好きなものを詰め込んだんじゃないかと思うような映画になってます。
でも、異文化ごった煮といっても、タイによく似たどこかの国のファンタジーになってしまわずに、
様々な民族が混在していたアユタヤ王国時代のタイの雰囲気がリアルに感じられます。
だから、この時代の設定にしたんでしょうか???
クライマックスのバトルでは、まるで一人「300」状態で忍者軍団?との死闘が繰り広げられます。
トニー・ジャーは、スーパーサイヤ人のようです。

細かいことは気にしてはいけないお約束な物語ですが、それでも、んんん?と思うところもあります。
そのうえ、思わず「そ、そんなあっ」と叫びたくなるような結末です。ぷつっと。
けれど最後に「悪しきカルマが…」とか言われて、勝手に問答無用で納得してしまいました(笑)
これが納得できない人には、たぶんこの映画は向いていません。

★★★☆【ONG BAK 2】(英題)2008タイ



単舘へ観に行ったのですが、ちょっと不思議なことがありました。
「今、予告上映が始まるところですよ。」と言われて中に入ったら、アニメが始まって、
長い予告がようやく終わったと思ったら、違うアニメの長い予告。けっきょく予告はその2本。
スクリーンを間違えて入ってしまったのかと、真剣に悩んでしました…。
「マッハ!弐 」を観に来る層って、そうなの???
何故、「ウルフマン」や「タイタンの戦い」の予告ではないのっ?
たぶん「劇場版Fate/stay night」と「涼宮ハルヒの消失」です。
スクリーンのアニメ絵に茫然としていて、予告に付いていけていないので、違うかもしれませんが。
映画館のスクリーンサイズでこういうアニメを見たのって初めてなので、なんだか驚いて…。
やたら予告が長く感じたのは、気のせい?
予告がアニメ2本だけというのも、初めてでした。

アバター
2010/04/04 21:23
>nanatanさま 配給会社って、とくに気にしていなかったんですが、なるほどです。

>ソラリスさま 入る予告と配給会社って、言われてみると納得しますね。
アバター
2010/04/04 13:35
予告にも配給会社の思惑があるのですね・・・納得。
アバター
2010/04/04 01:02
マッハ!弐は配給がクロックワークス(邦画・アニメの製作もやってる会社)なので、
予告もアニメ系だったのかもしれません。
そういえば予告の上映ってどういう基準で決めてるんでしょう?



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