ミレニアム ドラゴンタトゥーの女
- カテゴリ:映画
- 2010/03/20 23:13:48
今年10作目の映画舘鑑賞。
出版を目前に著者のスティーグ・ラーソンが心筋梗塞で急逝し、その後全世界でベストセラーになった
スウェーデンのミステリー小説『ミレニアム』3作の1作目「ドラゴンタトゥーの女」の映画化。
原作小説は、まだ読んでいません。読みたいです。
スウェーデンになじみがなかったので、少し戸惑いましたが、とても観応えがあって面白かったです。
2時間半を超える映画ですが、長さを感じませんでした。
オーソドックスな孤島ミステリがベースになっています。
大物実業家の不正を暴いたつもりが罠にかけられ名誉棄損の有罪判決を受けため失業中の
雑誌「ミレニアム」の記者だった敏腕ジャーナリストのミカエルと、
背中にドラゴン・タトゥーと過去に秘密を抱える謎の女、天才ハッカー・リスベットの2人が、
大富豪一族が住む孤島で36年前の一族の少女が失踪事件を追ううちに、
おぞましい連続殺人事件の真相へと近づいていく…。
少女失踪事件の謎とリスベットの謎が並行していて、前者だけが解決しました。
猟奇殺人と女性への暴力が描かれています。生々しい残虐なシーンもあってかなりハードな内容です。
立ち向かうリスベットの姿は、痛々しく悲しいです。
暴力に立ち向かうためには、女性自身が暴力性や攻撃性を持つしかないのか、
そういうことを考えさせられる映画でした。
続編が待ち遠しいです。
原作は、10作のシリーズにするつもりだったそうです。
4作目の未完成原稿と5作と6作のあらすじが残されていたそうです。
ハリウッド・リメイクの話があって、タランティーノ監督が手を上げているとか。
タランティーノ監督のファンだけど、これはちょっとやめてほしいかも。
原題は「女を憎む男」という意味だそう。英題は「The Girl with the Dragon Tattoo」
★★★★【Män som hatar kvinnor】2009スウェーデン
ヒロイン役の女優さんのインタビュー、見たかったです。
ましたww
ヒロインの方のインタビュー等も流れていて、映画の印象とは全然違って淑女な感じの女優さんでしたw
リメイク版のヒロインが大衆的な女優さんに変わってしまったら残念ですよね^^;
そういう意味でも、リメイクはして欲しくないです。
>ダニーさま 見かけたことがなくて、こんないい作品をどうして宣伝しないんだろうと思ってました。
宣伝してるところではしているんですね。
それにしても、ハリウッドのリメイクもの、ほんっと多いですね。
>ソラリスさま 原作者はこれがデビュー作だったそうです。
出版前から未刊のシリーズなんて、残念すぎます。
>青ちゃサマ 面白かったです~。映画も原作も、続きをどうするのか気になります。
「96時間」のリーアム・ニーソンのおっかないパパ、素敵ですよね。
原作が未完なのかぁ(>0<)残念☆
今日は「96時間」(TAKEN)を
レンタルで鑑賞中です(^ω^)
おいらにも何人かいます。バローズの「火星」もの、小松左京の「虚無回廊」、
形としては終了してるけど、まだ先があるぞ、的な終わり方・・・消化不良。
人に寿命があるから、しょうがないんだけどね。
アシモフが「ロボット」ものと、「銀河帝国」ものをまとめてから、
亡くなったのには感動したね。
アメリカ人って字幕で外国映画を観るって事が出来ないんでしょうか…
何でもリメイクしちゃって。
タランティーノ監督がリメイクするとなんだか趣味に走ってしまいそうで恐いですね(_ _;