継続と疲弊
- カテゴリ:テレビ
- 2010/03/14 10:50:38
日曜の朝は8時から関口さん司会のTV番組を観る習慣が続いている。今日は久しぶりに澤地久枝さんがコメンテーターの席についている。
最初に番組で取り上げたのが例の「核の密約」ということで彼女は呼ばれたのだろう。次の話題はこれまた例のマグロ問題。
歯切れの悪い意見の続くなか、澤地さんの提言は鮮やかだった。要旨、「この際日本の食文化を見直そう。変えていこう」。
今年80歳になられる方の発言としては実に若々しく、田中康夫氏のお気に入りの言葉を借りれば<しなやか>だ。
マグロしかりクジラしかり、そちらの面からの日本への風当たりは最近とみに激しい。それだったらいいじゃん、良い機会だから自給率の面からも見直して新しい日本の食文化を作り変えてみようよ。なんと軽いフットワークだろうか。
かって隣国の<犬喰い>が話題になったことがある。おおかたの日本人は眉を顰めた。しかしまあ、理解できない、信じられない、納得しがたい、そんな考え方、生き方を持ってこその異民族でしょう。人それぞれの個性が重なって民族の個性、つまり長年にわたって築かれた独自性が存在するようになります。その問題(犬ね)がどうなったかは知りませんが、そちらはそちら、こっちはこっち。
けれどもこれを機会に、じゃあ一回見直しましょうよ、もっと良いものになりましょうよ、こっちはこっちだけど、それで終わっちゃつまんないでしょ。
お年を召すと変化を嫌う、そんな風に漠然と思っていたけれど、朝の眠たい頭を心地よく小突いてくれた澤地お婆さま、よく見るとお肌がお若い。脳のお肌も推して知れました。(アレ? ソッチハ シワクチャ ノホウガ イイノカ)
ネ♪ なんて、可愛らしく言ってくれるから、
ウン♪ なんて答えちゃいます。
もちろんその御仕事に携わっている方々は大変ですが、
それなりのやり方は色々あります。
まあでも100年後の日本、
見たくもあり、見たくも無しかもしれません。
という発言には私も一票を入れたいと思います。
こんなに食べ物が溢れている日本なので、たかがマグロ、たかがクジラに
こだわらなくてもいいじゃないですか。ネ♪