Nicotto Town


虹のangelの独り言


恋3

パパと付き合っていた頃の私は両松葉杖付いて
足には金具を付けてやっと歩いて居たので
一緒に歩いて居ても追いつく事出来無い感じで
とても世間一般のカップルの様に手を繋げられる
訳でも無いしまして肩組んで腰に手を回して等
とは出来る訳も無く羨ましく見て居ただけ
ウインドーショッピングもする事もなく
いつもタクシーでパパのアパートに直行
デートしたかったなぁと言う想いだけが
ズーッと頭に残っていた

車椅子になったら手を繋いで相手の歩調に
合わせられると思って居たのに
パパはまるっきり一緒に出掛ける事もなく寂しかった
お前にはマイカーが有るから良いだろう
何処へでも好きな所に勝手に行けば良いだろう?
って言ったって札幌から出られないべさね
それでもまだその頃までは私自身の力で車に
乗り降り出来たから年に一度だけ連休とか続くと
登別や帯広に連れてって貰っては居た
今はもう自分の足は全く立つ事も出来無く車の
乗り降りも全く出来無くなりました残念です
ここ7年は全く車に乗る事もないので市内のみ
車椅子だけであちこち1人で出掛け回ってます

車椅子になって13年も経とうとしていた時にメル友と
初のデートに行った時彼は私が描いていたデートを
全部叶えてくれたウインドーショプしたりタワーの
展望台に行ったり喫茶店に行ったりズーッと歩き
回って最後にネェネェその左手暇?と言ってきた
うんと言うと手を繋ごうか?と言って手を繋いでくれた

私は泣きそうになっただってこんな車椅子の
それもおばちゃんに本当なら車椅子と歩く事さえ
嫌がる人も居るしまして年上の人と手まで繋ごうと
言ってくれるなんて夢見ている気持ちになった
あの日の事は昨日の事の様に思い出しまた涙が
出てしまう

続きはまた明日




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