連載 仮想空間のカオス７
- カテゴリ：自作小説
- 2010/03/09 16:29:42
翌日。
翔は、ワクワクしながら、パソコンを立ち上げた。パソコンの音と同時にいつもの通りセキセイのうたろうとオカメのきなこが飛んでくる。
タウンにログインすると、赤く光ってるメッセージが目に飛び込んできた。
『繭音＠さんからメールが届いています』
『繭音＠さんからプレゼントが届いています』
繭音＠？ん？メールを開く。
『登録ありがとうっ！
魔法のマントと杖ゲット！！
お礼のプレ送っておくね。
今度時間決めて会おうねっ』
なんだ、美優かぁ。なんで繭音＠なんだろう？クスクス。画面に向かって笑いながら、今度はプレゼントをチェックする。
「あ！オウムだ！」
肩の上のセキセイのうたろうとパソコンの画面の上にのっていたオカメのきなこが、不思議そうに画面のオウムにみいっている。プレゼントのメッセージにまた苦笑する。
『鳥オタクにはタウンにも鳥が必要なんでしょ？きなこ＠さんｗ』
あっはっは。画面に向かって大笑い。仮想空間に、はまっていきそうな予感がした。とりあえず繭音＠に返信。
『繭音＠さん、プレゼントありがとう＾＾』
画面上のからっぽの部屋にきなこ＠とオウムが一つ。そこでひらめく。
「あ、この部屋全部、オウムちゃん用の部屋にしちゃおう」
クスクスクス。楽しい。画面に向かってニヤニヤがとまらない。
「オウムの名前は、うたろう＠にしよう」
肩でうたろうが、ピッと同意した。
部屋のドアが開いたのも気付かずに、夢中になって仮想世界に入っていたようだ。
「翔！パソコンに向かって何ニヤニヤしているの？うたろう達をかごに入れて寝せてやりなさい。翔、あんたも寝る時間！」
お母さんに怒鳴られて、はっと現実に戻った。あわてて、ログアウト。
夢中になってたんだね(*^m^*) ﾑﾌｯ
私も近いなぁ～熱中すると気がつかないから
誰も見てないから良いやって思っても・・・・
寝が足らないと・・・・ピコは昼間に調子悪くなって寝るですよぉ～
だからバレバレで・・・・母ちゃんに怒られるデス・・・・orz
仮想空間のうたろうちゃんも幸せになると良いなぁ♪
連載、期待です♪