ラブリーボーン
- カテゴリ:映画
- 2010/03/06 00:10:29
今年7作目の映画舘鑑賞。
アリス・シーボルトの同名長編小説の映画化。
14歳で殺された少女スージー・サーモンが、この世とあの世のあいだ(天国ではない!)にとどまって
自分の死後の家族と自分を殺した男を見守る異色青春ファンタジー・ドラマです。
原作は読んでいません。
ピーター・ジャクソン監督自身がインタビューで、まともに映画化したら6時間だと言っていたので、
かなり大きくアレンジが入っているのだろうと思います。
やはり、6時間を2時間15分にするのは、ちょっと無理があり過ぎたのか、
とくに終盤の展開はなんだか消化不良感がありましたが、
そんなことはどうでもいいくらい、切なくて美しくて優しい物語でした。
途中、何度も涙があふれてしまいました。
悲しみと喪失の痛みを乗り越え家族はなんとか再生し、
スージーもまた自分自身の死に向き合い、自分のいないまま世界を受けれます。
再生の物語であると同時に、猟奇殺人の犠牲になった子供たちへ鎮魂歌のようでした。
とても原作を読んでみたいと思いました。
上映最終日の滑り込みでした。映画館で鑑賞できてほんとうによかったです。
★★★★【The lovely bones】
>ダニーさま いわゆる「泣ける映画」ではないです。
「泣ける映画」的なものを期待すると、つまらないかもしれません。
>青ちゃサマ 映画館で途中退出せざるをえないのは悲しいですよね。私も辛い思い出があります…。
>kananサマ 内容的には自宅でじっくり鑑賞するのに向いていると思います。
こんな映画で常識の欠如した客といっしょになったら最悪です。
>LEEサマ 今、原作を読んでいるところなのでますが、
たぶん、私の場合はどちらが先になってもよかったかなと思います。
>さくらウリ☆さま それは残念でしたね(>_<)。私はギリギリの最終日でした。
1日1回行きにくい時間帯の上映しかなくて、もう少しで映画館鑑賞できないとことでした。
DVDで観てみます。
見たかった><
原作読みたいですが、
監督がまともに映像化したら6時間かかると言っていたものを
原作よんでから見てしまうと消化不良になってしまうんでしょうね・・・
映像見てから原作読むか・・・
迷った挙句、DVD出たら家でゆっくり見ようかと…・。
原作読んでみようと思います。
良い映画みたいですね♪
映画上映中にかならず尿意で
途中退出するため映画館に行けなくなったので
レンタルが待ち遠しいです(^▽^)
その理由は主人公は なにもできないからです? もちろん文字通り何もできないわけでもないのですが
残された人が何を感じ 何を思っているのか想像する必要があります。
下のコメで伊勢さんが「どこまで感情移入できるかで評価が決まる」と書いてあるのが
少し不安です。最近映画離れが激しくドラマ馴れしてるので2時間でどれだけ感情移入
できるかなぁ。
でも、映像も観る人の好みが大きく分かれそうです。
>レンレンさま 私は、この映画では犯人のこととかは、さほど重要ではないと思うのだけど、
サスペンスとして見る人には、向かなそうです。
>Cabbageさま 物語の根底を変えるわけにはいかないので宗教色の完全な排除ありえませんが、
丁寧にできるかぎり取り除いて、取り除けないところは他の宗教を引き合いだしてバランスを取ったりして、
グローバルなものにしたピーター・ジャクソン監督の手腕はさすがだと思いました。
でも、日本の宣伝方針では、せっかくの監督の努力が無駄にされていますね。
>むらさきサマ サスペンスの要素はあってもサスペンスではないと思うのだけど、
確かに、方向性はぼやけていると思います。
でも、わざとじゃないかと、実際の体験(子供を失ったり、自身が被害者だったり)と重なる人を、
傷つけてしまうことを恐れたのではないかと、勝手に思っています。
>Yuriサマ これから原作を読むところなのですが、キリスト教圏の思考がベースになっている
死後を描いた物語は、私達から見れば、とてもキリスト教的なのではないかと、想像しています。
>macoさま 猟奇殺人的には今まで観てきた映画やドラマよりも怖くないはずなんですが、
スージー・サーモンと同じ目線にいると、すごく怖かったです。
>伊勢うどんサマ ひょっとして最後のあの出来事のことなら、映画を観ている側の慰めだと思いました。
たったあれだけのことで奪われた彼女の人生はあがなわれませんが、せめてもの救いでした。
彼らがどう思っているのかが わかるととても手ごたえのある映画です。
最後の選択は14歳ならではと思いました。
彼女にとって大切なものは何か! よくわかる映画でした
私も映画館で観ました!
TVのCMよりサスペンス色が強い気がして、気になってしまって^^
しかし私はほぼ泣いてました〜^^;
ニュース等で結果だけ聞かされるような猟奇殺人、
実際こんな感じなのかもな〜、ってリアルに感じれらて
めちゃくちゃ怖かったっていうのもあったと思うのですが。
私も原作読んでないのですが、
まともに映画化したら6時間なんですか〜!
そしたら話、全然違ってきてるのかもしれないですね〜。
いちお、読みたいリストに入れてあります^^
それにしても本当ながつきさんがおっしゃる様に、
切なくて美しくて優しい物語でしたね〜^^
人間のエゴに傷つけられ、
人間の優しい気持ちに癒された感じでした。
そんなことはどうでもいいくらい、切なくて美しくて優しい物語でした。
そうですね。
確かに最後は、タイムマネジメント枠内での駆け足展開という感じでしたが、
犯人が「そのまま」というよりは、気分的に一区切りついて救われた思いがしました。
それが“単純”という評価につながるものであったとしても・・・。
>途中、何度も涙があふれてしまいました。
子を失う親のあまりにも深い悲しみと、その理不尽さに、
私も涙が止まりませんでした。
でもそれが現実として存在するものであることも、同時に感じました。
>再生の物語
結局この物語は、それが主題なんだと、私も思いました。
あと、スージーが
「私の名前はサーモン。お魚みたいでしょ。」
というようなセリフを何度か口にしますが、
“魚=キリスト”の象徴を何か匂わせる意図があったのでしょうか・・・。
もし何か知っていたらまた教えてくださいね!
映像が、幻想的できれいですね。
殺された少女からの視点が、新鮮でした。
犯人を追いつめるサスペンスと、
家族の再生を見つめる癒しと、許しの
2つの流れが、見てる方にとって
どっちつかずになったような気がします。
男性と女性の違いもあるのかもしれませんですが、
ちょっと一神教が入っている処がどうも感情移入できなかったかな?
終盤の消化不良の部分 犯人のこととか
>「映画館で鑑賞できてほんとうによかったです。」
と言われると、ちょっと後悔。。。。先に立たず。。。