BADの中でこまごまわからない
- カテゴリ:映画
- 2010/02/24 23:59:08
マイケル・ジャクソンのショートフィルム「BAD」の中で交わされる言葉が、理解できない。
もともと英語が出来ないからしょうがないのだが、冗談が英語だから、日本語訳にならない。
語呂合わせなどは、訳しようが在りませんね。
旧友のごろつきと主人公ダリル(マイケル)の会話は、うまく聴き取れない。
ごろつきのリーダーがダリルに聞く
「よう大学生。専攻は何だ?」
「高校だから専攻は無いよ」話しにくそうにダリルが返す。
「じゃあ先公は誰だ?」
Yo college, What is the major man?
This is high school in no major.
What is the minor?
なんか間違ってるなぁ。まあいいや。
この会話で、「専攻」が「major」だと知ったのだが、僕の感覚では、面白い。
専門なんだから「special」の方が日本語の感覚に近いけど、メジャーなんだな。
「分野全体」といった感じだろうか。なんというか、「生物」なら生物で、プランクトンと動物は違うし、スペシャルという単語だと「プランクトンです!」とか、そのくらい絞り込んだ感覚で、もっと広い全体像としての「生物」がメジャーの感覚と言うことかな。
日本語の示す範囲と感覚が違うんだ。
で、それだけでも面白いのだけれど、ここでの会話は、「専攻」のメジャーと「大規模」の意味のメジャーがかかっていて、それに対して、「じゃあマイナーは?」と返すのだ。
「minor」が「ちいさい、小規模」で、さらに言えば、マイナーな人たちを「minority」と言う。
スラム街の黒人貧困層は、マイノリティだ。
英語のままで聞くと、かなり深刻な脚本である。
たぶん、辛辣な脚本なのだ。でも、英語がわからないから、たぶんそうだと思うだけ。
もう一つ思ったのが、「べっ甲」。こっちは軽い冗談だと思う。
「都会のヤツは亀の甲羅のメガネをかけてるんだろ」
「それはべっ甲」
...turtle shell?
It's tortoiseshell.
で、タートル・シェルと、トートイシェルの違い。
僕は、亀がタートルとトートイスの二種類の言い方が在ると始めて知った。
調べると
turtleがウミガメ
tortoiseがリクガメ
、、、え〜、あれ?
べっこうって、ウミガメの甲羅の細工だよね。
でも、英語ではリクガメの甲羅、、、?
もしかして、日本人が考えるべっ甲以外の物が、世界にはあるということ?
意味が良く解らない。
とにかく、BADの中では、似て非なる物という扱いだ。
う〜ん、謎だ。
僕が子供の頃は、ミュージカル映画の最後の時代で、日本でもテレビで「ウェストサイドストーリー」や「サウンドオブミュージック」などを放送することがあった。
コメディで、テレビドラマだけど舞台の様に、スタジオに客を入れて、家庭のリビングのセットの中だけで物語がすすむ形式の番組があった。(ホームコメディ以外の呼び名もあったと思うけど、忘れた)
マイケルが子供の頃なら、僕よりももっとそれらの番組が生き生きしていた時代である。
そして、それらは、「白人が主役」だ。
40年前のアメリカでは、幸せなのも、カッコいいのも、白人だ。(特にブリティッシュ。白人同士でも、ケネディが大統領になるまでのあいだ、長らく、アイルランド人は貧乏臭くて野暮な人だった)
マイケルがどんな家庭環境にいたかわからないけれど、テレビに映る白人家庭に憧れたのは間違いないと思う。
マイケルが、自身が黒人であることをどう感じていたかは知りようも無いけれど、かっこよさの基準がアメリカ的白人文化になってしまうのは、どうしようもないことだと思う。
だから、ステージの上でかっこうよく見える顔として、整形しないわけにはいかなかったんじゃないだろうか。
客観的に、日本人から見て、鼻が低くて丸いマイケルも、なんの問題も無くカッコいいのだけれど、アメリカの中にいるかぎり、そうはいかないのかな。
「みなさんのおかげです」は、MCハマーの方を思い出す。
ぴょ~んと飛んで、本ブログの方も覗かせていただきましたよ~♪
あちらの文章を読んで、こちらのブログを見ると
なるほど、つながっていましたね!
例の2本のDVDに入っていたのではないか、と(`・ω・´)
BADの頃のマイケルで整形が止まってくれていたら・・・と
何度となく思いました・・・。
いえ、むしろ整形とかしなくてよかったのに・・・。
あんなに才能あってかっこいい人なのに
コンプレックスってやつぁ所かまわず出没しやがる(´・ω・`)
話がそれましたが、BADのPVはかっこいいですね!
どうしても「みなさんのおかげです」でノリさんがやってたパロディが
セットで思い出されるのがツライところですが^^: