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テレビ【相棒season8】

カテゴリ：テレビ
2010/02/18 00:23:41

相棒 season8

テレビ朝日　水曜夜９時～

【あらすじ】大学の農学部の倉庫が大爆発し、心理学科の曽田准教授が爆死した。ＬＰガスのボンベからガスが漏れて充満していたところに、タバコを吸おうと入ってきた曽田がライターに火をつけたらしい。そこは農学部の学生たちもよく喫煙室の代わりに利用しており、前日は何ともなかったという話を聞き、気になった杉下は神戸とともに曽田の所属する研究室で事情を聴取する。そして事故の直前、彼らが人数に不釣合いな大視聴覚室でゼミを開いていたこと、曽田と同僚の槙子が教授の座を争っていたことなどがわかる。(一部公式より抜粋)

【感想】ん～…２０年前なら大層面白かったろうと思われる。サブリミナルも心理的誘導も、推理ドラマ業界では使い古されたネタ。古くはコロンボにも出てくるものね。サブリミナル。最近も、団地の住人２００人まるごとサブリミナルでいなくなっちゃったというドラマを見たような気がするけど、何のドラマだったか忘れた…(；´Д｀)　心理的誘導も、最近見た中で秀逸だったのは古畑任三郎の、石坂浩二と藤原竜也がゲストの「今、甦る死」。あとドラマじゃないけど京極夏彦の小説「絡新婦の理」では壮大なスケールで誘導殺人が次々と行われた。この誘導殺人で困るのは、まったく証拠がないことや、すべてが明るみに出ても殺意を立証するのが難しいこと。というか無理。確か「今、甦る死」でも「絡新婦の理」でも、犯人は誘導殺人の罪で逮捕されていない。成功すれば、本当に完璧な完全犯罪なのだ。今回の相棒は、それを無理やり逮捕に持ってったな…。でもあれ、被告が否認したら裁判で簡単にひっくり返りそう。靴底についた肥料だけじゃ、いくらなんでも弱すぎる…。犯人の反省に頼るしかない。ただ今回は非常によく情報が整理されていて、とても内容がわかりやすかったのはよかった。あと、最後に右京が尊を昼食に誘っていたが、また少し距離が縮まったのだろうか。そういうシーンはなかったように思うけど…。