Nicotto Town


"ROYALTY AND LOYAL ANTS"


10/02/17② 人間失格


先日、深イイ話を見ていて知ったが


生田斗真氏(ジャニタレの一人)主演で
「人間失格」が映画化されるらしい。




「人間失格」と言えば、太宰治である。



そこに、ちょうど父が居合わせていたので
自然と太宰のついての話に発展していった。






オレ
「確か、太宰って金持ちの自分自身の境遇に疑問を感じて
左翼運動に見を投じていたって聞いたけど……」



※ 左翼運動 ……共産の思想にならって、平等の重視を訴える活動
いわば、金持ち(=資本家)に対する敵対行為





「よく知ってるじゃん。その通りだよ」





オレ
「ふ~ん。
それなりに、信念はあったんだ。
あんまり感心はしないけど」






「……いや、こいつは、それに関してもなかなかふざけた野郎だよ」





オレ
「へっ?そ~なの?」







「こいつは確かに、左翼運動に加担していたけど
その裏で、親元を離れてからも、
ず~っと親から仕送り貰っていたんだとよ」







オレ
「………はぁ?!

じゃあ、こいつどっち側の人間なんだよ。
立場はっきりさせろよ…

つまり、あれか?
敵である親から送られてきた金で、左翼運動してたってことか?」





「そういうことだな」





オレ
「……信念もクソもねぇな。

こういう言い方が適切かどうかは知らんが
『左翼の風上にも置けない』人間だな」
(別に左翼であることが良いか悪いかは抜きにしてね)






「おまけに、酒癖も女癖も悪すぎたらしいぞ」





オレ
「挙句の果てに自殺か…」






「『人間失格』だなんて
お前、自分のこと、よく分かってんじゃねぇか、ってな」






オレ
「まったくだねぇ……

でも、そんな男でも
『走れメロス』みたいな美談も書けるんだよなぁ」







「そうなんだよねぇ~」

























こんな趣旨の会話だったと思う。








そういえば、最近似たような話を耳にしたことがある。









政界の構造に疑問を感じて
政界の再編に乗り出そうとし、
「秘書の責任は政治家の責任」とまで、のたまったが、

裏では、「故人献金」だったり
政治資金の仕組みを利用して
6億円もの贈与税の脱税を図ったりし
そして
「秘書の責任は必ずしも政治家の責任とは限らない」
と前言撤回までした男がいる。


果たして、こいつはどっちの立場なんだろう。

少なくとも、信念なんざは微塵も感じられない。




そして、巨額の贈与に対して何も知らなかったと言うのは
あまりにも金銭感覚、金グセが悪すぎる。



カップラーメンの値段で責められた前首相の件は
いったいなんだったのだろうか。




挙句の果てには、開き直って説明も何もなしで
そのままで正面突破しようとする……




そして二言目には美談としての「友愛」である……








なるほど、彼はまさしく「人間失格」だ。

だが、当の本人はまるで理解していないらしい。





願わくは、本人がしっかりと現状を理解し

然るべき処置を取って欲しいものである。




それが叶わぬようならば、日本の政治に未来は来ない。

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2010/02/17 20:05
最後はやはり自殺か? 




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