Nicotto Town


ガラクタ煎兵衛かく語りき


里谷耐え

 昨日のモーグル女子決勝は2本目から見ることができた。スキー経験者なら一目でわかる雪質のひどさだった。エッジをきかせた後に飛び散る雪が普通ならシャーッとなるところを、昨日のはバサバサッというかバッシャバッシャだった。もちろん選手たちの条件は同じ。順番による劣化はあるだろうけど。

 愛くるしい選手たちがメディアに大々的に取り上げられる中、里谷のおそらく五輪では最後の滑りが淋しい扱いを受けている。

 詳しいことをあまり知らないで書くのを御承知いただきたい。

 5年前の週刊誌報道は私も目にした。その時点でさえ「これウソだろう?」というような眉唾物の内容だった。いかにも売上優先主義の煽情さに満ちていた。

 その報道内容の大半がデタラメだったということを、里谷自身がその後の選手活動の結果で証明していると思う。

 運動選手は最終的には自分自身の力で戦うが、周囲の暖かい激励や応援は何にも勝るエネルギー源だ。周囲の冷たい視線に耐えながら戦うことを決意した彼女の真意は《結果でわかってもらおう》ということだったのではないだろうか。

 その”結果”は転倒による19位に終わった。12年前に座った椅子に戻ることはできなかった。

 今後も彼女には負の遺産がつきまとうのかもしれない。わずかに地元である北海道新聞の今日の紙面に、過去に「事実と異なる報道もあった」とされていたのがメディアの数少ない謝罪の表れなんだろう。

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2010/02/15 16:55
こきりこさん、コメントありがとうございます。

>他の日本人を~言ってた
なるほど、そうだったんですか。
実は彼女のファンという訳ではないのですが
けっこう口惜しいです。

私の母も「ああ、あの人」と言っていたので
私なりの意見を述べると
それ以来、ひどいことは言わなくなりました(苦笑)。
こきりこさんが元気をもらって良かったです。
アバター
2010/02/15 16:16
あれはひどかったですね。
そういう私も、ダーティなイメージがぬぐい切れたかというと、そうでも
なく、マスコミに操られているひとりです。

今回のオリンピックでは、自分のためもあるだろうけど、他の日本人を
引っ張れるような滑りをしたいと言ってたようですが、結果は残念でした。

でも、またオリンピックに戻ってこれたということで、十分私は元気を
もらいました。




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