二月大歌舞伎
- カテゴリ:日記
- 2010/02/14 22:07:23
3ヶ月ぶりに歌舞伎を見に行ってきました。
出し物は3つ
1幕目は壷坂霊験記。
夫婦愛を描いた良いお話なんだけど、めちゃめちゃ地味 (-_-;)
2幕目は狂言舞踊の高杯(たかつき)
華やかな桜の書割(背景)の前にきはだ色(黄色)の裃をつけた
長唄囃子がずらりと並んで、それだけでもうウキウキ気分。
太郎冠者と次郎冠者を連れて大名が花見酒を飲もうとすると杯を
乗せる高杯がない。次郎冠者に買いに行かせるんだけど、次郎冠者
は高杯が何だかわからず、高足(高下駄)売りに言いくるめられて高足
を買って、2人でお酒を飲んで酔っ払って寝ちゃう。
そこへ大名が太郎冠者と現れて叱ると、「ちゃんと高杯は買ってきた」
と高足売りに教えられたインチキな説明をする。とここで、
「待ってました!」の掛け声。
酔っ払った次郎冠者(勘三郎)が高下駄履いて、タップダンスを取り
入れた踊りを陽気に踊りだし、最後には大名も太郎冠者もつられて
一緒に踊り出しちゃうっていうお話。
爆笑シーン満載で面白かったぁ (^◇^)
3幕目がお目当ての籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)。
2時間休憩なしの長いお話をかいつまんでご紹介すると、
下野佐野の商人、次郎左衛門(勘三郎)が江戸で商いを終えて、
話の種にと吉原に下男とともにやってくる。念願の花魁道中も
見られたし、さぁ帰ろうとするところへこの世のものとも思えぬ美しさ
の八ツ橋(玉三郎)の花魁道中に出会い、すっかり虜になってしまう。
それから半年、江戸に商いに来るたびに吉原に通いつめ、いよいよ
八ツ橋を身請けという話になるんだけど、実は八ツ橋には浪人者の
栄之丞(仁左衛門)という間夫(まぶ=恋人)がいる。栄之丞に次郎左衛門
との縁切りを迫られた八ツ橋は仕方無しに愛想づかしをする。
商人仲間も連れてきて盛り上がっていたお座敷での突然の愛想づかし。
満座の中で恥をかかされた次郎左衛門は思いつめた面持ちで帰って
いくが、4ヵ月後吉原に現れて、挨拶に来た八ツ橋に「また改めて遊ん
で欲しい」「ちょっと2人きりで話がしたい」と人払いをする。
八ツ橋に酌をして「この世の別れの杯だ」と言うなり、逃げようとする八ツ橋
の打ち掛けの裾を踏んで、持参した家宝の籠釣瓶で切り殺す。
舞台も豪華、衣装も豪華、役者も豪華、ついでに幕間に食べた焼きたての
きんつばも美味しくて満足でした (^_^)v
でも 膝が・・・(/_・、)
歌舞伎とオリンピック 忙しいですね~♪
忙しさがひと段落して良かったですね~
高杯での勘三郎さんは本当に楽しそうに踊っていらっしゃいましたよ。
本当はすっごく大変な踊りなのに・・・。
玉三郎丈を見たことがない? \(◎o◎)/
それは残念!なんとか機会を作って見てくださいませ。
それはそれは美しいし、気品はあるし、上手いし。
私なんぞは、ついつい玉様・仁左様の舞台ばっかり選んじゃってます。 (^_^;)
吉右衛門さんで幡隋長兵衛が見たいんだけどなぁ・・・
勘三郎はコミカルな役がすごくハマりますよね〜vv
私は、玉三郎様をまだじかに拝見したことがアリマセン><
玉三郎様の花魁道中、まさにこの世のものとも思えぬ美しさなのでしょうね〜vv