小説第7話
- カテゴリ:自作小説
- 2010/02/13 19:17:43
小説復帰記念小説『黒髪の少年エルフと老犬』
第7話『予期せぬ事態』
エミリー「へぇ、それで2人は旅してるってわけね」
エルフ「そうだ、んじゃお前は帰ってろ。一人でな。」
エミリー「何よー!!私もついていくって!!」
エルフ「やめとけ、足手まといになるだけだ。」
エミリー「何よ!アンタの方が弱いくせに!!」
エルフ「なんだって?」
イオル「黙って聞いていれば…夫婦喧嘩はやめんかーーーー!!」
エルフ「誰が!」
エミリー「夫婦だなんて…」
イオル「夫婦というのは少しあれか、まぁいい、お前らとは付き合ってられん。じゃあな。」
エルフ「お、おい!待てよ!」
エミリー「夫婦というのは少しあれかって何よ!!」
エルフ「おいおい、そっちかよ…」
―イオルはまた図書館のあたりにいた―
イオル「なぜ、ここへまた来てしまったのだろう」
???「はっはっは!待っていたよ!!早い御着きで何よりだよ!!!」
イオル「誰だ!!」
???「ふっふっふ、忘れてしまったかい?空しきゲームの挑戦者さん」
イオル「その口調、まさかお前は、ブロル!!」
ブロル?「残念ながらそれは違うよ」
イオル「何っ!?」
ブロル?「ま、いずれ分かる時がくるよ。」
イオル「なぜ今言わないのだ!?」
ブロル?「思い出せもしない記憶を掘り起こそうなんて、ばかばかしいね」
イオル「なんだと!?」
ブロル?「言っておく、君は、無意味な事をしようとしている。」
イオル「…無意味?」
ブロル?「あぁ、こんな事をしても、イアルは戻ってこないということさ」
イオル「?!…ぐっ…そうかも知れぬが、このまま何もしなければ、前には進めん!」
ブロル?「あくまでもこのゲームに勝ち残るつもりなんだね。でも気をつけなよ?前みたいに強い奴がついている訳じゃないんだからね。」
イオル「…あぁ今度は守ってくれるわけじゃない、守るしかない。」
ブロル?「ほぉ、無力な君が?」
イオル「無力ではない…」
ブロル?「根拠は?」
イオル「ぐっ…無いさ…」
ブロル?「もしココに相棒がいれば君を刈り取っているけれど、一つ言わせてもらうよ?」
イオル「なんだ?…」
ブロル?「むかつく…」
イオル「なんといった?」
ブロル?「むかつくんだよ!そのてめぇの甘さがむかつくんだよ!!」
イオル「勝手にしろ…」
ブロル?「あぁ…それともう一つ…死ぬなよ…俺たちはお前たちに賭けてるんだからな」
イオル「何?」
ブロル?「お、俺の意思じゃない!相棒の意思だよ!」
イオル「変わらんな」
ブロル?「やっぱ、バレバレか…」
イオル「ふっ…」
ブロル「じゃあな」
イオル「あぁ…」
―一方そのころ―
エルフ「お、お前は」
エミリー「アンタ…生きてたのね。ところでそのキズは?」
???「あぁ…大丈夫じゃねえが…先延ばしだ」
エルフ「何の事だ?」
???「続きは…次回…」
エルフ「だから何の事だよ!?」
第7話
~完~
今日の格言
「自分の闇から逃げようとする者に光は射さない」
あれ?新しいやつじゃないのかって?
今練ってるところですよ~
以上!
目が痛い~ww