サロゲート
- カテゴリ:映画
- 2010/02/12 20:56:38
今年4作めの映画舘鑑賞。
ブルース・ウィリス主演のなんちゃってSFサスペンス・アクションです。
SF+ウィリスで「フィフス・エレメント」のような映画を期待してしまうと、
イスを投げたくなるかもしれません。
人間が日常のあらゆる危険やコンプレックスから逃れサロゲート・システムに依存する近未来。
一部の反サロゲート者達を除くほとんどの人類がサロゲートシステムに繋がれおり、
人生のすべてをロボット“サロゲート”に代わって行わせることによって、
ベットの上でサロゲートを遠隔操作する人間が、自宅から危険な外の世界へ出ることはありません。
ところが、ある日、サロゲートが破壊され、そのサロゲートに繋がっていた使用者も死亡するという、
起きるはずのない殺人事件が起こり、FBI捜査官グリアー(ブルース・ウィリス)が捜査にのりだします。
ほぼ全人類分のサロゲートをどうして供給できているのかとか、人間の健康状態は?出生率は?とか、
一体全体なんだって、サロゲートを使ってわざわざアナログな生活を送っているのかとかとか、
映画を見てもわからない不思議なことがもりだくさんですが、考えてはいけません。
もちろん、本格的にSF考証しようなんて、もってのほかです。
要所要所のこれはSFですという主張のもれなくハズした感がなんともいえず楽しく、
これまたSF感のない字幕によって、いっそう引き立てられています。
でも、まるでSFでないわけではなく、しっかりとしたなんちゃってSFになっています。
人類ほとんど自宅で総引きこもり&寝たきり状態というブラックな近未来を描き、
道を誤ったけれど人類はやり直せる、今の状態から変わることができるんだと大真面目に語っています。
ゲームでバーチャルのアバターを操るように、現実の世界でサロゲートを操り、
美女サロゲートの中身がでぶのおっさんだったり、子供サロゲートの中身が老人だったり、
操作する人間がトイレへ行っている間はサロゲートが停止しているということも起きます。
戦争で戦うのもサロゲート。まさに戦争ゲームをやっているだけ。
軍事用サロゲートの顔のいいかげんなツクリも、さもありなんという感じです。
サロゲートがどこかマネキンじみていて、まるで人形遊びを見ているような感覚をいだかせることと、
全体的にレトロ感だたようSF表現が、とてもよかったです。
冒頭にチラッと日本の誇るロボット工学博士の石黒浩教授とジェミノイドが出演しています。
ロボット好きさんは、お暇なときに見ましょう。
ところで、サロゲートの各種スペックはオプションでアップグレードでき、整形は自由自在ですが、
FBI捜査官グリアー(ブルース・ウィリス)は、自分によく似たサロゲートを使っています。
生身のグリアーより少し若く見えるお肌もつやつやなサロゲートの頭頂部には、
たおやかな明るい金髪が恥ずかしげにフサフサとそよいでいます。
もう少し髪の量を増やしてもよかったのでは・・・?
その遠慮がちなフサフサ髪にはいったい何の意味が?!
事件の重要な鍵を握るポイントかと思ったのですが、けっきょく何の意味もなかったです。
髪の毛フサフサのこぎれいなサロゲートより、ヨレヨレでハゲのウィリスのかっこよさが際立ちましたが。
グリアーのサロゲートは、前半で大アクションをこなし豪快に破壊され、
それ以後は、生身のグリアーが満身創痍で事件の謎に立ち向かうことになります。
粗さが目立つストーリー自体は、ごくありふれたSFサスペンス仕立てで、
早い段階でほぼ展開とオチが見えてしまいますが、約90分という長さにテンポよくまとまっています。
それはそうと、この映画って、ニコラス・ケイジのテリトリーだと思うのだけど・・・?
★★☆【SURROGATES】2009
ブルース・ウィリスの髪は、映画を観ていて、ほんっと気になりました(笑)
CMで気になるんですよね、サロゲートの、ウィリスの金髪が。
ブルームーン探偵社の時はどんな風だったろう(黒髪もしゃもしゃでしたよね?)、と記憶をさぐってしまったりします。
妙な格好つけって、存外格好よくないんですよね、むしろ本人が気に入ってない部分に魅力があったり、ってよくあります。
自分の気分だけで映画を観ているので、評価はむりかも…(笑)
>nanatanさま 生体かロボットかの違いはあっても意識を移して遠隔操作しているのは同じなのに、
「アバター」とはまるっきり違う映画だというのも、なんだかちょっと面白いです。
>nagataさま ニコタにも依存しすぎないように、気をつけなくていけませんねー。
>LEEさま 「マトリックス」に似たところはないですね。
まんま、ターミネーターかいっ、というシーンはありましたが^^
>tkgさま なるほど!サロゲート技術の応用発展でアバターって、つなげれますね。
>macoさま 別人になっているのではなくて、なりたい自分の姿のサロゲートを使用してます。
世界観なんてりっぱなものは、なかったかも…(笑)
>伊勢うどんサマ >ゆるーいSFサスペンス!ぴったりの表現です~♪
ただ こういったベタぽぃ作品を派手に映像化する手腕は認めます。
是非観てみたかった作品です!
サロゲート世界では、完全に別人で良いんですね〜。
操作している人間がトイレに行っている時にはサロゲートは停止してたり、
戦争で戦っているのもサロゲート!
軍事用サロゲートの顔がいいかげんな造り、G.Iジョーのゴム人形みたいな感じでしょうかw
なるほど〜。
その世界観、やっぱり観てみたいです〜^^
って勝手に脳内リンクしました^^;
と思ってましたが、まるで違うみたいですね・・・><
更に気になり始めました・・・
どんなな~~~ん?? ̄◇ ̄;
うーん ニコタも サロゲート
水と空気と安全はただ という時代から現代にいたるように
気がつかないうちに 進行しているみたいですね
「ニコラス刑事のテリトリー」というコメントに笑いましたw
ようやく「アバター」を観てきたので、今度行ってみます。
ブルース・ウィリスもカッコいいなぁ。リストにイン。