砂のお城
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/01/20 03:02:18
幼き頃
夢中でつくった浜辺の城
誰に、見せるでもなく
ただ、ただ、必死に・・・
雨が降ったり、潮が満ちたり、大波が来たら、
跡形もなく消え去る
でも、そんなことは、考えもしない
濡れた砂を固め
波に気を配りながら、土台をつくる
誰も気にしない、見向きもしない
それでも、かまわない
波にさらわれても、さらわれても、
どんどん陸側に、つくり直す
陽が傾いても、気にしない
明日には、消えているさだめ・・・
それでも、つくり続ける
なにかに、とりつかれたように無心で
砂を手にしていく
靴の中は、砂まみれ・・・
服も、顔にも、砂がついている
完成などしない
わかっているけど、やめられない
生きることと似ているような気がします・・・
砂の感触が、
いつまでも、手に残っている
無心で、夢中で、無意味・・・
まるで、私そのもの
そうやって、いろんなことを感じて学習していくんだろうな。
大人になって、子供の行動を「よく飽きもせずに・・・」なんて思うけど、
自分も、そう大して変わらない事をしているんだよね・・・
無意味な事。
考えようでは、意味があるからしてしまうのかも。
海に行くと真剣に作るよ。。精神年齢低っ(笑
室内でできるのあるよね~
狙ってるんだけどな・・・。
何回でもやり直しが出来るところがすき。
人生も一緒かしらん~~(笑)