明るく澄んだ空が広がっていた日でした。

今日はなぜか猫が外に出ていくのにつられて俺も外へ。

庭で日にあたって気持ちよさそうにしていました。
いつもはじゃれないのに今日はただの草にじゃれた。
雲は流れ、こんな日はいつまであるのだろうと思っていました・・・・

そして猫はすっと立ち上がり、どこかへ散歩に行ってしまいました。
いつものことなのでまたすぐ帰ってくるだろうと特に心配はしていなかったんですが・・・

しばらくして猫がなかなか帰ってこないことに気づき、時刻は午後５時。
おかしい。

どうしたのだろうと心配していた時、外で友達と遊んでいた弟が
「ごま（猫）が怪我してる！息がちょっとしかしてない！」と言って
玄関に飛び込んできました。

近所のおじさんが家の猫をダンボールに入れて運んできていました。
おじさんは、「動物病院に電話してあるから！」と言って
渡してくれました。

近所の人が怪我している猫の飼い主である俺の家を探していたようでした。

ダンボールの中をのぞくと、※（グロイ表現があるので、だめな方は＠より下へ。↓）








タオルには血がついていて、手の甲を見たとき一瞬白い線が見えました。
それは、骨でした。








＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠








ひどく傷ついていました。

猫同士の喧嘩か？いや、それだけじゃこんなには・・・・
誰がこんなこと・・・・・

家に運んできたとき、ほとんど動けなかった猫が起き上がろうと頑張っていました。
「やっと家に来れた。早く部屋に入れて。」とでも思ったのでしょうか。

すぐに車に乗せ、病院へ向かいました。
車内で猫は目をつぶったまま小さな声で鳴きました。
今まで聞いたことがないような高い声で。

病院に着きましたがかなり重症と言われ
体温も３２度まで下がり、顎は砕けていたそうです。
内臓かなりダメージを受けている。

最後に御別れを、と言われました。

死因は事故死。
車にはねられ・・・・・・・・・・・・・・ひき逃げって奴です。

最初はそのひいた奴を殴ってやりたいとは思いました。
しかし、外に放しておいた俺も悪かったんだ。

午前中はいつも通りの時間を過ごし、また明日も、その次も・・・・と思っていた。
こんなにも突然に別れが来るとは・・・・・・・。

また戻ってきてくれたら・・・なんて夢のまた夢を願う。
せめて家を出るまでいてほしかった。

一緒に過ごすことができた時間は６カ月。
長いようで短く、充実したようなしてないような日々。

死ぬ前においしいものでも食べさせたかった。


こんな小さい命１つでこんなにも悔んでしまう・・・・・。

さようなら、ごま。