Nicotto Town


およよ・れおポン


THIS IS IT を見終わりました


Blu-ray 版を買ったので、特典映像が一番多い。といっても、どの内容が Blu-ray だけの特典かよく知らないけど、どれも興味深いものだった。

この THIS IS IT を通して、一つとても重要なのは、登場人物のすべてが、全力を出し切ることを目標にしていることだろう。

世の中、どこへ行っても、妥協を強いられる。
特に、最近の世の中は、妥協が美徳になってしまっている。

日本企業の多くが、「利益率」の向上を目指していて、社員の活動の多くは、そこへ力が注がれている。

経営者の多くは、いかにもそれが仕事の要点であり、仕事に対して全力を向けているかのように思っている。
しかし、その仕事の正体が「妥協」であることに、目を向けようとしない人が多い。

会社の、本当の目標がどこにあるのか、忘れているのだ。

自動車メーカーだったら、自動車を作ることが本分だ。
その次に、利益が目標になる。

たくさんの人は、「利益が上がらなければ会社は潰れるし、そうなったら元も子もない」だから「利益が優先する」という結論にしてしまう。
しかし、そうではない。それは、利益の重要性を認識するものではあっても、「全てに優先する」わけではない。

裏返して言えば「まともな自動車をつくらなければ、売れるはずがない」というあたりまえの結論である。

要するに、相互関係と言うものだ。

こうした論理がわからない人が多い。


THIS IS IT は、最高のステージを目標に行動する人たちの集まりだ。

このステージをつくるためには、かなりの予算が組まれたことは、容易に想像がつく。
その後の収益が、膨大な金額になることも想像できる。

しかし、その中心が、金額の計算ではなく、最高のステージを目標にしていることを忘れてはいけない。

妥協しない仕事をできる人というのは、稀な存在だ。

THIS IS IT は、未完成のステージになってしまった。

そのかわり、完成したステージを見るよりも、マイケルの仕事ぶりを強く感じることができた。

#日記広場:日記

アバター
2010/01/31 22:31
CDの売り上げチャートなどで歌手などを「アーティスト」と書くけれど、僕は、多くの場合「歌手」や「バンド」など、職能としての名前を使った方が良いと感じている。「アーティスト」という言葉の意味に、本当にふさわしい人は少ないと思う。

THIS IS IT は、アーティストの仕事が見られる映画だと思う。
アバター
2010/01/31 12:54
どうしてもと言うので、先に人に貸してしまったのですが、
私も見るのが楽しみなのです。^-^




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